18日、韓国・仁川で行なわれているアジア競技大会の女子サッカーのグループリーグ第2節が行われ、B組の日本女子代表(なでしこジャパン)がヨルダン女子代表に12−0で勝利した。なでしこは前半5分、MF川澄奈穂美のゴールで先制すると、ここからゴールラッシュ。FW菅澤優衣香のハットトリックなど、前半だけで8点を挙げた。後半も4分にFW吉良知夏がゴール。26分にはMF阪口夢穂がこの日3点目を奪った。最後は川澄が決め、終わってみれば12−0の大差で今大会初白星を挙げた。なでしこは同組の中国と勝ち点4で並んだが得失点差で首位に浮上。22日には台湾と対戦する。

 菅澤、阪口がハットトリック(南洞)
日本女子代表 12−0 イラク女子代表
【得点】
[日本] 川澄奈穂美(5分、77分)、菅澤優衣香(12分、39分、41分)、阪口夢穂(20分、32分、71分)、オウンゴール(36分)、吉良知夏(44分、49分)、宮間あや(60分)
 初戦ドローの鬱憤を晴らすかのような怒涛の攻撃だった。今年5月に7−0で大勝したヨルダン相手にこの日は前半だけで8得点。12ゴールは佐々木則夫監督が指揮を執り始めてから最多得点となった。後半18分にDF長船加奈がGK山根恵理奈と交錯して負傷交代を余儀なくされたが、投入されたDF岩清水梓がチームを落ち着かせ、リズムを保った。大勝に気を緩めることなく台湾戦も勝利を収め、首位で決勝トーナメント進出を決めたい。