節目の10シーズン目、強力なパートナーと契約! 〜bjリーグ プレスカンファレンス〜

(写真:調印後に笑顔で握手するオズトゥルク副社長<左>と河内コミッショナー)
「記念すべき10年目をbjリーグの飛躍の年とするべく精進していく」
河内コミッショナーは力強くこう述べた。05年の開幕年は6チームしかなく、周囲からもプロバスケットボールリーグは成功しないと言われてきた。しかし、チーム数は22チームまで拡大され、チームの経営も昨季は過半数が黒字化を達成。昨季のシーズン総観客数も95万人を超え、10シーズン目の今季は目標の100万人突破も現実味を帯びてきている。
その節目の年に新たな仲間として迎え入れたのが、ネーミングライツパートナーのターキッシュエアラインズだ。同社は世界108カ国、260都市へ就航しており、就航国数は航空会社で世界ナンバー1の実績を誇る。またサービスクオリティが4年連続で欧州1位、ビジネスクラスの機内食に関しては世界1位の評価を得ている(ともにスカイトラックス社が評価)。またNBAに次ぐバスケットボールリーグといわれるユーロリーグのネーミングライツの取得、サッカーのリオネル・メッシ、バスケットボールのコービー・ブライアントをCMに起用するなど、スポーツを通したブランドマーケティングにも積極的な企業だ。
「bjリーグは大変魅力的で、今後有望なリーグだ。我々は世界で最も重要なマーケットと認識している日本市場において、今後、より多くの皆様と接点を持つためにどのスポーツをサポートするのがよいか長い間調査してきた。そしてbjリーグがグローバルなブランド企業である我々に最もふさわしいと決断した」
オズトゥルク副社長は契約締結に至った経緯をこう説明した。

(写真:河内コミッショナーはターキッシュエアラインズとの提携に「大変光栄に思い、感激している」と喜びを隠さなかった)
リーグは今季から参入する福島ファイヤーボンズを含めて、22チーム(イースタン12チーム、ウエスタン10チーム)が火花を散らす。今季は上位8チームまでがレギュラーシーズン後のプレーオフに進出できる。その意味で、どのチームも今まで以上に頂点へ辿り着く可能性が高まっている。
「今季もハイレベルでエキサイティングなゲームが各地で繰り広げられる。皆様も興奮、元気、希望をアリーナで体感してほしい」
最後に河内コミッショナーは全国のバスケットファンにこうメッセージを送った。新たなパートナーを得て迎える節目の10シーズン目も、bjリーグは人々に熱い戦いを提供する。
【ターキッシュエアラインズ bjリーグ 2014―2015 開幕カード】
(イースタンカンファレンス)
・10月4日(土)
仙台89ERS × 岩手ビッグブルズ(18:00〜、ゼビオアリーナ仙台)
<仙台 佐藤文哉>
「チームが創立10周年ということで、たくさんのブースターの方も期待してくれていると思う。まず開幕戦からしっかり勝っていいスタートを切れるように頑張っていきたい」
<岩手 与那嶺翼>
「今季は優勝しか考えていない。チーム状況はすごく仕上がりがよいので開幕戦にワクワクしている」
福島ファイヤーボンズ × 青森ワッツ(18:00〜、郡山総合体育館)
<福島 野上淳史>
「新規チームらしくフレッシュに全力で頑張りたい。(開幕戦で対戦する)青森は昨季に参入してプレーオフにいった強豪。胸を借りて全力でぶつかっていきたい」
<青森 高岡大輔>
「参入2年目はチャンピオンを目指して戦っていく。外国人選手も4人入れ替わって、また新しい青森のバスケットができると思っている。去年から引き継いでいる青森のバスケットのカラー、しっかりしたディフェンスから速い速攻を出すカラーを出して開幕戦をしっかり勝ちたい」
新潟アルビレックスBB × 秋田ノーザンハピネッツ(18:00〜、新潟市東総合スポーツセンター)
<新潟 小松秀平>
「いい開幕を迎えられるように、開幕に向けて一生懸命取り組むだけ。秋田という素晴らしいチームと開幕戦を迎えられることにワクワクしている。必ず開幕戦で勝っていいスタートを切れればいい」
<秋田 水町亮介>
「チームとしては試行錯誤している状況だが、昨季以上の成績を目指してひとつひとつ勝ち星を積み重ねていきたい」

<富山 城宝匡史>
「昨季はファイナル4まではいけたが、悔しい負け方をしてしまったので今季は優勝しか考えていない。今季のチームは昨季よりいいチームになっていると思うので、富山にみなさん期待してほしい。もう1回、シーズンMVPをとりたいという思いで、体もつくってきてた。今年は今までで一番いい状態なので、いいプレーができると思う」
<横浜 山田謙治>
「富山は本当に力のあるチームなので、自分たちの練習してきたことをしっかり出せるように、開幕を楽しみながらゲームをしていきたい」
(写真:富山のエース・城宝<左>はリーグと同じ10年目のシーズンを迎える)
埼玉ブロンコス × 東京サンレーヴス(18:00〜、さいたま市記念総合体育館)
<埼玉 伊戸重樹>
「まずは開幕2連勝を目指して頑張っていきたい。昨年は5勝しかできなかったので、まずは目の前の試合を一生懸命に戦ってプレーオフを目指して頑張っていきたい」
<東京 井手勇次>
「今季、(ファイナルが行われる)有明を目指す上でも初戦でまず2勝して、いいスタートを切れたらと思う」
・10月11日(土)
群馬クレインサンダーズ × 滋賀レイクスターズ(18:00〜、グリーンドーム前橋)
<群馬 友利健哉>
「今季の群馬は選手も変わって、ヘッドコーチが求めるテーマ、「ハードワーク・トゥギャザー・タフディフェンス」をしっかりと遂行していくことが大事。変わった群馬を見せられると思うので楽しみにしていてほしい」
横浜ビー・コルセアーズ × 信州ブレイブウォリアーズ(18:00〜、グリーンドーム前橋)
<長野 仲西翔自>
「去年以上の成績を残せるように戦っていく。今年は初戦をしっかりとって長いシーズンのいいスタートにしたい」
(ウエスタンカンファレンス)
・10月4日(土)

<浜松 大石慎之介>
「今季は全心全力というスローガンを掲げた。全力でやりながら心を込めて1戦1戦を戦ってチャンピオンを目指したい。開幕戦が昨季の王者・沖縄ということで、しっかりチームとして戦っていきたい。プレシーズンはNBLのチームとやったが、日本人選手も外国人選手もとてもいいかたちで臨めている」
<沖縄 岸本隆一>
「今年の沖縄はワクワク・ドキドキというテーマを掲げている。王者となることは当然と考えていて、プロフェッショナルとしていかに見ている方を感動させるか、勇気を与えられるかにもフォーカスして長いシーズンを戦っていく。開幕に向けてしっかりと練習していきたい」
(写真:沖縄・岸本<右>は昨季のファイナルMVP。「今季はコンスタントに活躍できるようにしたい」と抱負を語った)
滋賀レイクスターズ × 島根スサノオマジック(18:00〜、草津市立総合体育館)
<滋賀 小川伸也>
「今季はヘッドコーチも選手も総入れ替えし、今までと違った滋賀をお見せできるのではと楽しみにしている。まだまだ自分たちに可能性があると思うので開幕に向けてしっかり準備していきたい」
<島根 横尾達泰>
「島根は今季で5シーズン目に入る。昨季はなかなか勝てずに悔しい思いをしたので、今季は精一杯力を出していい結果を残せるように頑張っていきたい」
京都ハンナリーズ × 大分ヒートデビルズ(18:00〜、ハンナリーズアリーナ)
<京都 日下光>
「開幕戦は大分と当たるが、相手がどうこうの前にまず自分たちが開幕までにしっかり準備をすることが大切。昨季、有明にいくことはできたがそこで勝つことはできなかった。今季こそはという思いで頑張っていきたい」
<大分 清水太志郎>
「今季、8月に日本人選手が集まった時に目標設定とミーティングをした。僕らはどこに目標を設定するのか。バスケットに限らず、スポーツ選手で負けたいと思ってやっている選手はひとりもいないと思う。そうすると必然的に優勝を目指してしっかりやろうと。今季は優勝を目標にやっていきたい」
大阪エヴェッサ × ライジング福岡(18:00〜、大阪府立体育館)
<大阪 佐藤浩貴>
「昨季、沖縄に優勝回数(3度)で並ばれたので4度目の優勝という目標を掲げて7月からチーム練習をスタートした。外国人選手も含めてひたすら走り込み、基礎体力づくりを徹底してきた。チームの雰囲気もコンディションもすごくいいので開幕が楽しみ。個人的な目標はない。自分の役割をしっかりしてチームが優勝することしか考えていない」
<福岡 徳永林太郎>
「チームとしては有明進出に向けて頑張っている。目標としてはダンカンヘッドこーりのもと、“Good to Great”、グッドよりもグレートなチームバスケットを目指している。コート以外でも応援してくれるブースターの方や、サポートしてくれているスポンサー様方があってのプロバスケット選手。感謝の気持ちを忘れないチームづくりを目指したい」
バンビシャス奈良 × 高松ファイブアローズ(18:00〜、橿原公苑第一体育館)
<奈良 鈴木達也>
「今季は新規参入だった昨季よりも多く勝ち星を挙げることが目標で、プレーオフ進出に向けて日々頑張っている。高松との開幕戦は、(相手は)インサイド、アウトサイドともにバランスのよいチームなので、僕たちの試合ができるように頑張りたい」
<高松 鈴木正晃>
「昨季は1ゲーム差でプレーオフに出られなかったので今季は1試合、1試合が重要な試合だと思って戦っていきたい。奈良は激しいディフェンスなので、タフなゲームになる。しっかり準備して開幕戦に臨みたい」
(文/写真・鈴木友多)