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二宮清純: アスリートが語るテングジャーキー、今回のゲストは長野冬季五輪スピードスケート500メートルで金メダル、1000メートルで銅メダル、ソルトレークシティ冬季五輪500メートルで銀メダルを獲得した清水宏保さんです。よろしくお願いします。

清水宏保: よろしくお願いします。

 

二宮: ショールーム到着後、随分と商品を見てまわっていましたね。

清水: 展示されている商品の中に僕が普段、購入しているものがあったので「これ、鈴商さんが卸していたの!?」と(笑)。ついつい見入ってしまいました。

 

二宮: 株式会社鈴商のイチオシ商品「テングビーフステーキジャーキー」については?

清水: よくデパートやスーパーで見かけます。ビーフジャーキーは高たんぱく低脂質だから現役中はもちろん、引退後もよく食べていますよ。

 

二宮: 早速、「レギュラー」タイプからどうぞ。

清水: (しばらく味わいながら)うん、美味しいですね! なんといっても味付けが僕にとってはちょうどいい。しょっぱすぎることもなく、醤油の加減が絶妙です。

 

二宮: 1枚モノの100%牛赤身ももステーキ肉を醤油ベースのタレにつけ、乾燥の際に旨味をギュッと凝縮させているそうです。

清水: 1枚モノのステーキ肉ですか!? それは贅沢だ(笑)。本当に僕好みの味付けです。「減塩」タイプも食べてみたいです。

 

二宮: 「レギュラー」タイプの後に食べると、より違いがわかると思います。

清水: 本当ですね。「減塩」タイプは、より牛肉の旨味が感じられます。それに「テングビーフステーキジャーキー」は厚みがあるから噛み応えもあって、美味しい。

 

二宮: ブラックペッパーの効いた「ホット」タイプ、サドンデスジョロキアソースを使った「激辛」タイプもあります。

清水: 僕はペッパーが効いたものを買うことが多いですね。あぁ、やっぱり美味しい! 辛い物は得意ですが「激辛」タイプはかなり辛いですねぇ……。あっ、時間差でさらに辛味が口に広がってきました(笑)。

 

二宮: 清水さんの食べっぷりから“テングジャーキー愛”が伝わってきます。

清水: 日本でビーフジャーキーはおつまみというイメージが強いですよね? ですが、海外に行くとプロテイン代わりにスポーツジムに置いてあるんです。

 

二宮: 日本と海外ではビーフジャーキーの位置付けが大きく違うんですね。

清水: 今、高齢者向けのトレーニングジムや介護施設を経営していますが、「これはいいな」と思ったことがあります。

 

二宮: どういう意味で?

清水: 年齢を重ねると口周りの筋力が衰えてくるんです。そうすると噛めない、食べられない、唾液が出ないと悪循環に陥ります。さらに食事ができないと体全体の筋力や内臓もどんどん衰え、味覚障害になってしまう危険性もあるんです。

 

二宮: なるほど。そうであればビーフジャーキーは“リハビリ食”としてうってつけですね。

清水: もちろん、幼少期からビーフジャーキーを食べていれば問題ないですよね。口腔周りの訓練になり、噛む回数が増えるから唾液も分泌される。しかも4種類もフレーバーがあれば飽きることがない。たんぱく質が豊富だから体の筋力維持にも一役買うのかな、と。老若男女問わず食べるべきだと僕は思いますよ。

 

二宮: すなわち、ビーフジャーキーは「国民食」だと。

清水: 僕は現役の頃から栄養について考えることが大好きでした。大学時代には栄養学の授業を履修したり、体の仕組みやトレーニングについても積極的に研究してきました。それがセカンドキャリアに大きく役立っています。

 

 自国開催の重圧

 

二宮: 来年の夏には2度目の東京五輪が開催されます。清水さんは1998年冬季長野大会、スピードスケート500メートルで見事金メダルを獲得されました。自国開催ならではのメリット、デメリットを経験されていると思います。

清水: 主にコンディション調整の面でメリットがありました。食事に困らないし、時差がなく、しかも気候の面でもアドバンテージがありました。特に時差のアジャストは大変ですからね。

 

二宮: 金メダルを獲った時は「すべてシミュレーション通りだった」と。

清水: えぇ。五輪開幕1年前から試合会場で練習ができたんです。良いことも悪いことも事前に想定し、トレーニングできたのは非常にプラスでした。

 

二宮: では、自国開催のデメリットは?

清水: メディアの数が圧倒的に多いことでしょうか。うまく自分でコントロールすることが大事だと思います。たとえば、テレビを見ないようにする、とか対策が必要です。僕自身、自分のことがテレビで放送されている事に違和感を覚えました。

 

二宮: 情報を遮断することも大事、だと。

清水: えぇ。プロ野球選手はシーズン中ほぼ毎日、報道陣と接するから慣れているでしょう。だが、五輪種目の中にはマイナーな競技もありますよね。そういった種目の選手たちはメディア慣れしていないんです。

 

二宮: 特に大会前から開催期間にかけては過剰に報道されますものね。さて、ここからはレースについて伺います。スタートの合図を出すスターターとの相性も大事だ、とかつておっしゃっていました。

清水: スターターも僕も人間。相性が合う、合わないはありますよね。100分の1秒を競うスポーツですから、そこにも神経を使います。ピストルの音を聞いて反応していたんじゃ遅い。僕は常に“スターターがピストルの引き金を引く音を聞き取ってスタートするんだ”という意識でいました。

 

二宮: 私は現地で取材をしていました。清水さんの完璧なスタートは今でも鮮明に覚えています。

清水: あの時は全てがうまくいったんです。音に筋肉を反応させるトレーニングにも取り組んでいましたし、23歳と体の反応が一番良い時期に自国で五輪を迎えられたこともよかった。それに加えて、堀井学さんの存在が大きかった。

 

二宮: リレハンメル五輪500メートルで銅メダルを獲得したライバルですね。

清水: 当時、僕と堀井さんのダブルエース体制でした。目に見えないプレッシャーが分散したことが僕にとってはよかった。

 

二宮: それでも重圧は大変だったと?

清水: 開幕8カ月ほど前からでしょうか……。血尿が出たり、寝ている時に急に心拍数が上がって目が覚めてしまうことがありました。

 

二宮: 精神的なストレスですか?

清水: 失敗したらどうしよう、と思い込み過ぎてレース中に転倒してしまう悪夢をよく見ました。今となっては、あの期間さえ貴重な体験だったと思えますけど、当時は苦しかったですね。

 

 勝負は最初の一歩

 

二宮: そのプレッシャーの中で迎えた500メートル2日目、最終組。36秒07を出せば金メダル確定でした。あの時はどんなことを考えていたのですか?

清水: レース前、最初の100メートルはこう滑る、次の200メートルはこう滑るとプランを立てますが、いざスタートラインに立つと最初の1、2歩に集中していました。

 

二宮: そこが勝負の分かれ目、だと。

清水: 特に1歩目でわかります。踏み込んだ瞬間、ブレードの角度、力の入り具合で感覚的にレースの善し悪しが察知できるんです。

 

二宮: なるほど。氷とのマッチングも重要になってくる。ところで氷の適正温度ってあるんですか?

清水: マイナス4度だと柔らかすぎる。僕はマイナス8度くらいがちょうどいい。たった4度の差でスピードが全く違うんです。

 

二宮: スピードスケーターにとってその4度の差は大きいですね。弾丸のように飛び出し、鮮やかにコーナーをまわり、フィニッシュタイムは35秒59。前日にご自身が記録した(35秒76)五輪新記録を更新しての金メダルでした。タイムを確認した瞬間は?

清水: 日の丸を背負って挑んだ大会だったので達成感はもちろんありました。それと同時に解放感もありましたね。

 

二宮: 解放感ですか。相当なプレッシャーと闘っていた証左ですね。

清水: 今は、その経験を生かし五輪の代表候補選手を対象に“覚悟”という演題で講演をしています。その当時、どんな思いで生活していたか、1年前から本番にアジャストさせるにはどうすればいいか、といったことを伝えています。

 

二宮: 後輩にとっては貴重な機会ですね。さて、最後にもう一度「テングビーフステーキジャーキー」について。4種のフレーバーの中で、どれがお好みでしたか?

清水: やっぱり「ホット」タイプですね。 いや、その日の気分、体調によって「レギュラー」タイプや「減塩」タイプもいいなァ。「激辛」タイプの刺激があるのも好きなので、選べないです(笑)。

 

二宮: どれも甲乙つけがたいと?

清水: はい。移動中の間食で食べたり、ダイエット期間中に食べたりとよくお世話になっています。ホント、「テングジャーキー」を国民食にまで高めていっていただきたいですね。

 

清水宏保(しみずひろやす)プロフィール>

 1974年2月27日、北海道生まれ。93年にスピードスケートW杯で初出場初優勝の快挙を達成。五輪は94年リレハンメル大会から4連続出場。98年長野五輪500メートル金、1000メートル銅と2つのメダルを獲得。02年のソルトレークシティ五輪では500メートルで銀メダル。96年に500メートルで35秒39の世界新記録を樹立以降、世界記録を4度も更新した。10年に現役引退。現在はTVのコメンテーターなど幅広く活躍中。身長162センチ。

 

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(構成/大木雄貴、写真/杉浦泰介)


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