サッカー日本代表(FIFAランキング31位)は10日、2022年ワールドカップカタール大会アジア2次予選第2戦目でモンゴル代表(同183位)と対戦し、6対0で勝利した。試合は前半22分、MF南野拓実(ザルツブルク)がW杯予選開幕戦から2戦連続となるゴールを決め、日本が先制。その後も29分にDF吉田麻也(サウサンプトン)、33分にDF長友佑都(ガラタサライ)が得点を奪った。後半には11分にMF遠藤航(シュツットガルト)、37分にFW鎌田大地(フランクフルト)がゴールネットを揺らした。

 

 南野、W杯予選開幕から2戦連発は26年ぶりの快挙

日本代表 6-0 モンゴル代表(埼玉)

【得点】

[日] 南野拓実(22分)、吉田麻也(29分)、長友佑都(33分)、永井謙佑(40分)、遠藤航(56分)、鎌田大地(82分)

 

 対戦相手のモンゴル代表は4-1-4-1の布陣で、自陣にこもる守備的な戦術だった。日本代表は大黒柱の大迫勇也(ブレーメン)を欠いた。ワントップには俊足の永井が入り、右サイドハーフにはMF伊東純也(ゲンク)が起用された。三銃士のひとり、MF堂安律(PSV)はベンチから戦況を見つめた。

 

 いつもなら大迫がボールを収め、時間を作る日本代表。大迫不在となったこの一戦は徹底してサイドをえぐった。スコアが動いたのは22分。右サイドのDF酒井宏樹(マルセイユ)から縦に走る伊東にボールが渡る。伊東がクロスを供給すると中で待ち構えた南野が頭で合わせ、先制点を奪った。南野はW杯予選の開幕戦から2試合連続ゴール。93年、W杯アメリカ大会予選でFW三浦知良(横浜FC)が記録して以来、26年ぶりの開幕連続弾となった。

 

 29分には左CKから吉田が決め、リードを広げるとその4分後。またしても右サイドからだった。

 

 右サイドでボールを持った伊東は南野とのワンツーで相手DFラインの裏を取る。この間に左サイドバックの長友がスルスルとゴール中央に入っていく。ボールを受けた伊東は落ち着いてグラウンダーのクロスを入れ、ベテランサイドバックが難なくゴールに流し込んだ。

 

 まだまだ右サイドの勢いは止まらない。40分には酒井が敵陣深くまでドリブルで持ち込むと、スイッチした伊東にヒールパス。これを伊東がダイレクトでクロスを上げ、永井の頭にどんぴしゃり。右サイドのスピードスターは前半だけで3アシストを記録した。

 

 後半に入ると、11分に遠藤が左CKから、さらに37分には途中からピッチに投入された鎌田がゴールネットを揺らし、6対0で日本が大勝した。

 

 大迫の不在を埋めたのは、ワントップの位置に入った人材ではなく、右サイドハーフの伊東だった。相手が中央の守備を堅くしてきたが、日本はこの日、右サイドから好機を何度も作った。

 

 2次予選開幕から2連勝の日本は次節、15日にタジキスタン代表(FIFAランキング115位)とアウェーで対戦する。

 

(文/大木雄貴)