31日(現地時間)、マスターズ・パリ大会に出場している世界ランキング7位の錦織圭が、シングルス準々決勝で同6位のダビッド・フェレール(スペイン)を破り、アジア人男子として初めてATPツアー・ファイナルに出場することが決定した。
 前日の3回戦で地元のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)に6−1、4−6、6−4で競り勝ち、年間成績上位8人が出場できるファイナルまで、あと1勝としていた錦織は、準々決勝でフェレールと対戦。第1セットは徐々にミスが目立つ展開で3−6で落としたが、第2セットは互いに一歩も譲らずタイブレークへ。一時は2−5とリードを大きくリードを許した錦織だったが、そこから5ポイントを連取し、このセットを奪った。迎えた第3セットはお互いに1ゲームずつブレークし、4−4で迎えた第9ゲーム、錦織が再びブレークに成功。第10ゲームをキープし、6−4で逆転勝ちを収めた。

 これで錦織は、大会初のベスト4進出とともに、11月9〜16日に英・ロンドンで開催されるファイナルの出場権を獲得した。