Jリーグは24日、理事会を都内で行った。功労選手賞の受賞者と台風19号の被害を受けた地域の対応のため、15日付けで対策本部を立ち上げたことを発表した。

 

<2019シーズン功労選手賞受賞者>

・小笠原満男(鹿島アントラーズなど)

・川口能活(横浜マリノス/横浜F・マリノス、ジュビロ磐田、SC相模原など)

・中澤佑二(ヴェルディ川崎/東京ヴェルディ、横浜F・マリノスなど)

・楢﨑正剛(横浜フリューゲルス、名古屋グランパス)

・播戸竜二(ガンバ大阪、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪など)

・巻誠一郎(ジェフユナイテッド市原/ジェフユナイテッド千葉、ロアッソ熊本など)

・森崎和幸(サンフレッチェ広島)

・アレックス(アビスパ福岡、徳島ヴォルティス、カマタマーレ讃岐など)

※()内は主な所属クラブ

 

 各地に甚大な被害をもたらした台風19号。Jリーグでは6クラブ(J1=浦和レッズ、湘南ベルマーレ J2=大宮アルディージャ、水戸ホーリーホック、J3=藤枝MYFC、AC長野パルセイロ)が被害に遭った。これを受け、Jリーグは原博実副理事長を中心とした対策本部を設置した。

 

 Jリーグ12試合が中止になるなど、対応に追われた。対策本部設置について、村井満チェアマンはこう説明した。

「今回、お亡くなりになられました方々にご冥福をお祈りいたします。そして、被災された方々にお見舞い申し上げます。

 

 原さんを中心に対策本部を立ち上げました。6クラブを中心に本部長クラスが現地に張りついて、対応を協議しているところでございます。場合によっては、普及に向けた補填措置等々が必要になるところもございます。まずは実態の把握を最優先して取り組んでいます。

 

 トータルで12試合の中止及びキックオフ時間変更の対応を行いました。“我々の対応が適切に、スピーディーにできたのかどうかも振り返りながら総括を進めよう”と話しを致しました」

 

 今週末には四国から関東地方が大雨と予想されている。「さらに被害が拡大する可能性もあります。今後も予断を許さない状態です」と村井チェアマン。地域密着を謳うがゆえに、Jリーグや各クラブの対応力が問われる。

 

(文/大木雄貴)