リポビタンDツアー2014で欧州遠征中の日本代表(IRBランキング10位)は23日、トビリシでグルジア代表(同15位)に24−35で敗れた。日本は昨秋からテストマッチ(国同士の公式試合)で11連勝を収めていたが、今年最後の試合で黒星を喫した。日本は前半15分にラインアウトからモールで押し込まれて先制トライを許す。25分にもスクラムからペナルティトライを奪われるなど、FW戦で主導権を握られた。日本は前半33分、後半31分とWTBカーン・へスケスのトライで反撃したものの及ばなかった。
 試合後、エディー・ジョーンズHCは「テストマッチではセットピースを獲得できないとゲームプラン通りに進めるのは難しい」とコメント。「明らかにフィジカルを強くしていかなければならない。スクラムは強化されているが、まださらに強化していく必要がある」と来年のイングランドW杯への課題を指摘した。

 15日のルーマニア戦で左肩鎖関節を脱臼し、欠場したリーチ・マイケル主将は「何が足りないか、同じミスをしないような準備をするためにも、学んだことの多い試合だった。W杯に向けていい教訓になった」と大舞台へ気を引き締めた。