浦和、アジアのタイトル逃す ~ACL決勝~
アジアチャンピオンズリーグ決勝・浦和レッズ対アルヒラルの第2節が24日、埼玉スタジアムで行われ、浦和はアルヒラルに0-2で敗れた。試合は後半29分にMFサレム・アルドサリに先制ゴールを許した。さらに後半アディショナルタイムにはFWバフィティンゴ・ゴミスにゴールネットを揺らされた。第1節との合計スコアは0-3となり、浦和はACLのタイトルを逃した。
槙野「コテンパンにやられた」(埼玉)
浦和レッズ 0-2 アルヒラル
【得点】
[ア] サレム・アルドサリ(74分)、バフィティンゴ・ゴミス(90+3分)
2週間前の第1節を0-1で落としている浦和。ホームのサポーターの前で逆転勝利を目指したが、望んだ結果とはならなかった。
前線にボールを運べなかった。前半途中からワントップのFW興梠慎三と2シャドーの一角をになうMFファブリシオの位置を入れ替えたものの目立った効果はなかった。
じわりじわりとアルヒラルにペースを握られると、後半29分だった。浦和は自陣ゴール前で右に左にとボールを揺さぶられる。最後はゴール手前で折り返しを受けたアルドサリに押し込まれ先制を許した。
後半途中には負傷者の手当の最中に、MF柏木陽介、DF槙野智章らが集まり話し合う場面も見られたが、この日の浦和はゴールが遠かった。
バランスを崩しても前がかりにならざるを得ない浦和だったが、後半アディショナルタイムにゴミスに追加点を奪われ、万事休す。2戦合計スコア、0-3で浦和はタイトルを逃した。
これだけの戦力を揃えながら今季のリーグ戦では残留争いに巻き込まれている。ACLに焦点を当てて、臨んだもののアルヒラルのテクニック、フィジカルの強さが際立った。気持ちの整理をし、切り替えて今週末のFC東京戦に臨むことが求められる。
(文/大木雄貴)