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二宮清純: アスリートが語るテングジャーキー、今回のゲストはソルトレイクシティ、トリノ五輪フィギュアスケート日本代表、“氷上のアクトレス”こと村主章枝さんです。よろしくお願いします。

村主章枝: よろしくお願いします。2年半前にお会いして以来ですね。

 

二宮: お久しぶりです。今回は株式会社鈴商のイチオシ商品「テングビーフステーキジャーキー」を食べながら、フィギュアスケートのことや、現在取り組まれている社交ダンスのことについてお伺いします。
村主: 新たな挑戦をしているので、いろいろお話できればと思います。

 

二宮: 取材開始前、ショールームに展示してある商品を楽しそうに眺めていらっしゃいましたね。
村主: 海外生活が長く、普段から馴染みのある商品がたくさんあったのでつい(笑)。眺めているだけで楽しくなります。

 

二宮: 株式会社鈴商はビーフジャーキーをはじめ、チョコレート、オリーブオイルなど様々な商品を取り扱っています。ビーフジャーキーはお好きですか?
村主: 大好きで、一度食べ始めると止まらないですよねぇ。お酒と一緒に食べることが多いかな。

 

二宮: 本日は4種類のフレーバーをご用意しています。まずは定番の「レギュラー」タイプから。
村主: いただきます。すごく美味しい。牛肉の旨味が口に広がりますね!

 

二宮: テングビーフステーキジャーキーを100グラム作るために、3倍相当の100%牛赤身ももステーキ肉を乾燥させているそうです。
村主: 3倍相当のステーキ肉を? だから旨味がギュッと凝縮されているわけですね。噛めば噛むほどステーキ肉の旨味が、口の中に広がります。

 

二宮: 続いて「レギュラー」タイプから塩分を半分カットした「50%減塩」タイプを。
村主: これはさらに私の好みです! 減塩だからヘルシーだし、お肉の美味しさがわかりやすい。それにしても、今いただいているテングビーフステーキジャーキーは日本人好みの味付けになっている気がします。

 

二宮: 国内でこだわりのしょう油ベースの味付けをしているからでしょう。
村主: 海外で販売されているビーフジャーキーと少し違う気がしたのは、そういうことだったんですね。しょう油の風味がとてもいい。

 

二宮: 続いて「ホット」タイプもどうぞ。
村主: ペッパーが効いていて、ピリっと締まる味ですね。「レギュラー」「50%減塩」タイプと比べると、ほどよく刺激があって、これもアリですね!

 

 歯の矯正による効果

 

二宮: ビーフジャーキーは噛み応えもあり、顎にも良いと思います。
村主: 食べているだけで顎のトレーニングになりますよね。そうそう、顎や歯の噛み合わせでお伝えしたいことがあったんです。

 

二宮: と、いいますと?
村主: 以前お会いした時、私は歯の矯正をしていたんです。矯正後、歯の噛み合わせが良くなったことで首や頭蓋骨の位置関係も良くなりました。それまでは首が前に出てしまい、姿勢が悪かったのですが、それも改善されました。もっと若い時にやっていれば……と後悔しました(笑)。

 

二宮: スポーツ選手は歯の噛み合わせが大事だ、とよく言われます。ビーフジャーキーは赤身だから高たんぱく低脂肪。アスリートにオススメです。現役時代、減量は?
村主: 現役の時も、そして社交ダンスを始めた今も減量は意識しています。フィギュアスケートもダンスも計量があるわけではないので、そこまで厳しく実践しているわけではないのですが、定期的に体重計に乗るようにしています。

 

二宮: リンクは寒いから、ある程度脂肪がないと風邪をひきやすくなるでしょう。
村主: そうなんです。また脂肪だけでなく筋肉の付け方も難しい。フィギュアスケートはジャンプなど瞬発的な動きもあるし、4分間のフリープログラムのために体力もつけないといけない。そのため、瞬発的な動きを高める速筋とスタミナを蓄える遅筋の両方が必要なんです。それでいて、太くし過ぎず、しなやかで締まった筋肉をつけることが理想ですね。

 

二宮: 食事に関して専門家からのアドバイスは?
村主: 実家暮らしの時は母が栄養について調べてくれていましたが、現役後半の3~4年は海外生活でしたから自炊をしていました。血液検査でどの数値が基準に満たないか把握し、どの栄養素が必要なのかはっきりさせるんです。“自分を知る”ことは大事だな、つくづくと感じましたね。

 

二宮: ソルトレイクシティ五輪とトリノ五輪の2大会に出場されました。選手村の食事はいかがでしたか。
村主: 宿泊する棟と食堂の立地関係にもよりますが、自分の部屋からびっくりするほど食堂が遠いこともあるんです。それに加え、食べられる物も実は少なくて……。私は持参したものを食べていました。

 

二宮: えぇ!? トリノなんて美味しいパスタとかありそうですが……。
村主: それが、パスタしかないんですよ(苦笑)。選手村では豪華な食事をしていると思われがちですが、そんなことは全くなく、むしろ普段より質素な食生活を送っていました。

 

 ロシアの若手輩出の背景

 

二宮: 2022年には北京で冬季五輪が行われます。注目の日本人スケーターは?
村主: 17歳の紀平梨花選手ですね。

 

二宮: 昨シーズン、ジュニアからステップアップし、バンクーバーで行われたグランプリファイナルを制覇。今年、アナハイムで行われた四大陸選手権でも優勝するなど、順調に成長していますね。
村主: 去年、一昨年は演技を見ていて“15歳らしい演技”と感じるところがありましたが、今年は振り付けも女性らしくなりましたね。さらに、ジャンプも含めスケーティングがここ1年くらいでグンと伸びた印象があります。

 

二宮: 彼女は「どこの筋肉を使った」など、スケーターにしては珍しいコメントを口にします。
村主: とても繊細な選手なんでしょうね。自分が今、どこの筋肉を動かしていると強く意識して滑っている証拠でしょう。紀平選手には頑張ってもらいたいのですが、やはりロシア勢は手強いですね。

 

二宮: 平昌五輪で金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワ、同五輪銀メダルのエフゲニア・メドベージェワを筆頭にロシアはどんどん若い選手が出てきますね。
村主: 2014年のソチ五輪の影響が大きいと思います。ロシアはあの当時、フィギュアスケートに投資したみたいですから。その時に教育を受けた選手たちがどんどん花開いています。

 

二宮: 村主さんもトリノ五輪後、ロシアを拠点に活動されていましたね。
村主: えぇ。当時は古い建物を多少改築して作ったようなリンクが驚くほどきれいになり、ロシアの“フィギュア熱”を感じました。幼少期のメドベージェワと2年間くらい同じリンクで練習していた時期があったんです。小さくて可愛らしかったのが、あっという間に大人の女性になりましたね(笑)。

 

二宮: ロシアはフィギュアスケートの練習の一環としてバレエも取り入れているんでしょう。
村主: そうなんです。ウェイトトレーニング、バレエ、ダンス、スケートがひとつの施設で練習できるんです。項目ごとに練習場所が異なってしまうとなかなか取り組めないですよね。親も送り迎えが大変になる。ソチ五輪をにらんで環境を整備し、そこで英才教育を受けた選手たちが今、活躍しているんです。

 

 スケートとダンスの違いは重心の位置

 

二宮: フィギュアでは親御さんの協力も必要ですよね。そうそう、現役時代の村主さんと言えば、演技の妖艶さが光っていました。日本の“和”を大切にする演技は素晴らしかった。
村主:“私は何で戦えるのか”と考えたら、表現の部分を突き詰めるべきだと思ったんです。

 

二宮: 新しい切り口だったように思います。振付はどのように?
村主: 基本的にカナダ人の振付師に振りを付けてもらっていました。それを私がどう解釈するか、そして日本に持ち帰りバレエの先生と徹底的に話し合い、深堀りをして……。この作業を省くと、ただ外国人振付師が考えた振りを真似するだけになってしまうんです。

 

二宮: 最後は自分のものにしなければならない。
村主: 自分流にアレンジすることは必要だと思います。今、私も振付師としても仕事をしていますが、私がお世話になった振付師はやっぱり素晴らしいなと改めて痛感しています。

 

二宮: 音楽、振付、全てがひとつとなり氷上が村主さんの劇場と化していました。
村主: ありがとうございます。“この選手にしか踊れない作品”を創るのはすごく難しいんです。私は「月光」や「ピンク・パンサー」をはじめ、たくさんの作品をいただきました。今は振付師として、唯一無二のものを創ることが目標のひとつでもあります。

 

二宮: 将来的には五輪選手を育てることが一番の目標?
村主: それもありますが、今の目標は自分のスケートショーを開催することです。そのためにラスベガスを拠点にしていますが、資金や多方面への交渉事など様々な課題が山積みです。なかなか本業のスケートにたどり着かない。

 

二宮: エージェントを入れず、交渉もご自身で?
村主: はい。舞台を与えられれば簡単ですが、ゼロから自分で立ち上げるのは骨が折れますね。私は学生時代、数学が大の苦手だったんですが、今は数字と向き合う日々です(笑)。

 

二宮: 村主さんは現在、社交ダンスにも取り組むなど、多忙を極めていらっしゃいますね。
村主: ダンスは今年の2月から始めました。スケートをやっていた分、少しはアドバンテージがあるのかと思いきや、動きが全く違うので苦戦しています。

 

二宮: 具体的には?
村主: 重心位置がスケートとダンスでは全然、違いますね。スケートで前傾姿勢になることはないのですが、ダンスは重心を前に置くことを求められる。ちょっとした、重心位置のミスがパフォーマンスに影響しますから。

 

二宮: Twitterを拝見しましたが、「足指の根本の関節が使えなくて苦労してます」とつぶやいていましたね。
村主: ダンスでは複雑なステップや動きに対応するため、足の五本指をバラバラに動かしたいんです。そのためには足指の根本の筋肉が必要なんですが、そこは鍛えたことがなくて……。足の親指と小指の筋肉が強いので、そこにばかり負担がかかってしまう。もうちょっと、中指あたりもうまく使えればと思っています。

 

二宮: スケートとダンスの違いの話は、とても興味深いですね。2月にダンスを始めて5月の全日本選手権では、決勝に進出しました。これはお見事です。
村主: やはり全日本で、皆さんの真剣な戦いの中に入ると、アスリート魂が出てしまいました。

 

二宮: 様々なことに挑戦されていますが、最後に「激辛」タイプにも挑戦しますか? 水を手元に置いた方がいいかと……。
村主: そんなに辛いんですか? 怖いなぁ、いただきます……。あっ! これは辛い!! 噛むほどお肉に染み込んだ辛味がどんどん出てきて、毛穴が開きますね。「激辛」タイプが高速道路のサービスエリアにあれば、絶対眠くならない(笑)!

 

二宮: アハハハ。では、これはラスベガス用に。ところで、村主さんの一番のオススメは?
村主: どれも美味しいけど、私のオススメは「50%減塩」タイプです。

 

村主章枝(すぐりふみえ)プロフィール>

1980年12月31日、横浜市出身。6歳でフィギュアスケートをはじめ、97年の全日本選手権では16歳の若さで初優勝。01年からの3連覇を含む5度制覇。02年ソルトレイクシティ五輪では日本人トップの5位入賞を果たす。02、03年と世界選手権2大会連続銅メダルを獲得。03年12月ISUグランプリファイナルを制し、日本人初優勝を成し遂げた。06年トリノ五輪では4位に入り、2大会連続入賞を果たす。同年世界選手権では銀メダルを手にした。14年11月、現役引退を表明。現在、振付師として指導を行う。さらに今年2月から社交ダンスに取り組むなど幅広く活動している。

 

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