サッカー・クラブワールドカップ決勝戦のリバプール(欧州王者)対フラメンゴ(南米王者)の一戦が21日(現地時間)、カタール。ドーハで行われ、延長戦の末1に対0でリバプールが勝利した。試合は延長前半9分、リバプールのFWフィルミーノが先制点を決めた。リバプールはクラブ史上初となる世界制覇を達成した。

 

南野加入のリバプールが世界一(ドーハ)

リバプール 1-0 フラメンゴ

【得点】

(リ) フィルミーノ(99分)

 

 リバプールはトヨタカップを含め、38年ぶりの決勝戦だった。当時の相手もフラメンゴ。その時は準優勝に終わっていた。

 

 リバプールは開始早々、ビッグチャンスをつくった。しかし、フィルミーノがゴール前でシュートをふかし、得点には至らなかった。その後、5分、6分と立て続けにリバプールは好機を演出するものの決めきれなかった。

 

 フラメンゴは、DFラインを深く取り、前線からのプレスを控える。ボールを持つと、攻め急ぐことはせず、丁寧にパスを回した。ゆえにリバプールがボールを持てる時間は少なくなっていった。

 

 FWサディオ・マネ、FWモハメド・サラー、フィルミーノが繰り出すカウンターを発動させることができないまま、90分が経過した。

 

 それでも、リバプールはフラメンゴの一瞬の隙をついた。自陣からの長いパスをマネが受ける。流し気味のトラップで相手DFの裏を突き、ペナルティーエリア右に侵入。敵を引き付けると、ゴール中央に走り込んだフィルミーノにパスが渡る。トラップと右アウトサイドのタッチでDFとGKのタイミングを外し、右足を振り抜く。これが見事、ゴールネットを揺らし、リバプールが世界一に輝いた。