2019年も多くの方にご愛読いただき、心より感謝申し上げます。

 

 今年はアジア初開催となったラグビーW杯日本大会で、日本代表が初のベスト8入りを果たし、大いに盛り上がりました。"にわかファン”が生まれ、チームスローガンの「ONE TEAM」は19年の流行語大賞にも選ばれました。

 

 日本が世界で躍進する1年でした。1月はテニスの大坂なおみ選手が全豪オープンを制し、昨年の全米テニスに続くグランドスラム連続優勝で、初の世界ランキング1位にも輝きました。

 

 3月はスキージャンプで小林陵侑選手が日本人初のW杯総合優勝を達成。シーズン12勝をあげ、21度の表彰台に上がり、クリスタルトロフィーを手にしました。

 

 ゴルフでは「スマイリング・シンデレラ」こと渋野日向子選手が8月の全英女子オープンで優勝。日本人では樋口久子さん以来の海外メジャー制覇を成し遂げました。

 

 9月のNBAドラフトで、八村塁選手がワシントン・ウィザーズに1巡目全体9位で指名を受けました。デビュー後もスターターで起用され、チームの主力となっています。

 

 ラグビーの興奮冷めやらぬ11月にはボクシングの井上尚弥選手が“バンタム級最強”を決めるWBSS決勝で優勝。憧れの元5階級制覇王者のノニト・ドネア選手を破り、頂点に立ちました。

 

 今年はイチロー選手、上原浩治選手、吉田沙保里選手ら世界の猛者を相手に戦ってきた選手の現役引退も発表されました。元号が平成から令和に変わり、新たな時代の到来を感じさせます。

 

 来年は、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。1964年以来、4年に1度の祭典が東京に――。チームジャパンの活躍に期待が高まります。

 

 さて、当サイトへの1年間のご愛顧に感謝し、プレゼントを用意いたしました。アンケートにお答えいただいた方の中から、それぞれ1名ずつプレゼントいたします。たくさんのご応募お待ちしています!

 

★プレゼント★

〇ラグビー 田中史朗選手(日本代表)サイン色紙

〇ラグビー 長谷川慎スクラムコーチ(日本代表)サイン色紙

〇ラグビー&サッカー 廣瀬俊朗さん(元日本代表主将)&柱谷哲二さん(元日本代表主将)サイン色紙

〇プロレス 蝶野正洋さん(プロレス)サイン色紙

〇柔道 ウルフ・アロン選手(世界柔道団体金メダリスト)サイン色紙

〇ウエイトリフティング 三宅宏実選手(日本代表)サイン色紙

〇K-1 武尊選手(スーパーフェザー級王者)サイン色紙

 

〇プロ野球 松田宣浩選手(福岡ソフトバンク)サインボール

〇プロ野球 元木大介さん(巨人ヘッドコーチ)サインボール

〇プロ野球 吉井理人さん(千葉ロッテ投手コーチ)サインボール

〇プロ野球 館山昌平さん(元東京ヤクルト)サインボール

 

〇広島カープカレンダー

〇新極真カレンダー

 

 ご希望の方はこちらより、本文の最初に「年末年始プレゼント希望」と明記の上、「2020年、あなたが注目するスポーツまたは選手とその理由」、お名前、年齢、住所、電話番号、希望するプレゼントを明記の上、サイトへのご感想も、お書き添えの上、ご応募ください。当選発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。なお、いただいた個人情報はプレゼントの抽選、発送以外の業務には使用致しません。多数のご応募、お待ちしております。

 

※締切:2020年1月6日(月)まで。

 

 年末年始の風物詩、格闘技&サッカー&駅伝 ~年末年始のスポーツスケジュール~

 

★12月31日★

<ボクシング世界戦> 2年ぶり大晦日国内世界戦 日本人王者の防衛なるか

 

 2年ぶりに国内で大晦日の世界戦興行だ。東京・大田区総合体育館を舞台に、WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(Reson大貴)とWBO世界フライ級王者の田中恒成(畑中)が防衛戦に臨む。

 

 昨年の大晦日は王座戴冠に失敗した井岡だが、6月にアストン・パリクテ(フィリピン)とのWBO世界スーパーフライ級王座決定戦を制し、日本男子初の4階級制覇を成し遂げた。

 

 2年前の大晦日に引退を発表。井岡は大晦日に何かを起こす。

「1年の締めくくりの日に戦わせてもらうのは、ひとつの任務を背負う。盛り上げないといけないなど、いろいろな意味が込められている日だと思います」

 

 18年にカムバックしてからの井岡は、以前とは違い、好戦的なスタイルに映る。さしずめボクサー人生の第2章だ。挑戦者のジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)はロンドン、リオデジャネイロとオリンピック2大会に出場するなどアマ経験豊富なサウスポーである。

 

「この階級は充実した選手が揃っている」と井岡。勝てば統一戦やビッグマッチの期待も広がる。元4階級制覇王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)も復帰したばかり。2020年の主役候補に名乗りを挙げるためにも、初防衛戦で誰もが納得する勝利を見せたい。

 

 フライ級王者の田中は、3度目の防衛戦。名古屋、岐阜を主戦場とする田中にとっては約5年ぶりに東京のリングに上がる。ランキングでは格下の相手となるが、3階級制覇王者で14戦無敗の田中が全国中継される試合で下手なファイトはできない。KO勝ちで締めくくりたいところだ。

 

▼LIFE TIME BOXING FIGHT3 (東京・大田区総合体育館、13:20~)

 WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者・井岡一翔(Reson大貴)vs.1位ジェイビエール・シントロン(プエルトリコ) 
 WBO世界フライ級タイトルマッチ 王者・田中恒成(畑中)vs.10位・ウラン・トロハツ(中国)

 

★1月1日★

 

<サッカー天皇杯> 新国立競技場で最初に開催されるスポーツ公式戦

 

 第99回目のサッカー天皇杯・決勝戦の対戦カードは鹿島アントラーズ対ヴィッセル神戸。神戸はギラヴァンツ北九州、大宮アルディージャ、川崎フロンターレ、大分トリニータ、清水エスパルスを破り、決勝に駒を進めた。潤沢な資金をいかしMFアンドレス・イニエスタ、FWダビド・ビジャら大物外国人を揃える。

 

 特に、世界的FWのビジャはこの天皇杯を最後に、現役引退を発表している。今季、リーグ戦13得点と好調を維持した状態での引退を表明。自分のゴールで、引退に花を添えることができるか。クラブとしても初のタイトルを懸け、国立のピッチに立つ。

 

 対する鹿島は北陸大学、栃木SC、横浜F・マリノス、Honda FC、V・ファーレン長崎を下し、決勝に進出した。リーグ戦では優勝争いを演じたものの、終盤の勝負所で勝ちきれず惜しくも3位に終わった。この結果を受け、大岩剛監督はこの天皇杯を最後に鹿島を離れる。鹿島イレブンは指揮官を勝利で送り出せるか。クラブとしても、21冠目のタイトル獲得なるか。令和初の天皇杯、新国立競技場初の天皇杯と初づくし。鹿島の勝負強さが発揮されるかに、注目だ。

 

天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会(東京・国立競技場、2020年1月1日、14:35キックオフ)


★1月1日★
<ニューイヤー駅伝> 4連覇狙う旭化成。対抗はMHPSとトヨタ


 年初を飾る恒例の第64回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)が、新春1月1日に行われる。全国6地区の予選を勝ち抜いた37チームがタスキをつなぎ覇を競う。舞台は群馬県前橋市・群馬県庁前をスタート&ゴールにした、7区間・全長100キロの上州路だ。

 

 優勝候補は3連覇を果たした旭化成で揺るぎない。前回は5区・村山謙太、6区・市田宏で逆転を果たし、優勝へとつなげた。4連覇を狙う今回も村山謙、市田宏を5区、6区に据え、エース区間である最長22.4キロの4区には市田孝を投入すると予想される。3連覇に貢献した村山紘太が故障、大六野秀畝も調整が遅れていると言われる。だが、リオ五輪日本人最上位(16位)のベテラン佐々木悟や若手の小野知大、斉藤椋ら厚みのある選手層が旭化成の強みだ。

 

 対抗には前回2位のMHPS、同3位のトヨタ自動車があげられる。トヨタはMGC2位で東京五輪代表を決めた服部勇馬をエースに据え、MGC出場組の藤本拓、宮脇千博、堀尾謙介。さらに16年3区区間賞の大石港与、入社2年目から2年連続で6区区間賞の田中秀幸とスピードランナーも揃える。旭化成の連覇を止める筆頭候補である。

 

 前回、4秒差で涙をのんだMHPSは、井上大仁が4区に出場し、2年連続区間賞を狙う。井上は九州地区予選で3区区間賞に輝き、ニューイヤーに向けコンデイションは万全である。井上にタスキをつなぐ3区には的野遼大、後を受ける5区にはマラソン巧者の定方俊樹、松村康平らが予想される。インターナショナル区間の2区には故障の癒えたエノック・オムワンバを投入。一気に序盤からレースの主導権を握り、目指すはニューイヤー駅伝初優勝だ。

 

 その他、東日本予選優勝のコニカミノルタはMGCファイナリストの山本浩之が予選5区区間賞、菊池賢人が同3区2位とチームとして好調を維持し、6年ぶり9度目の優勝を狙う。マラソン前日本記録保持者のエース設楽悠太を擁するHondaは東日本予選2位。前回は優勝候補の一角に数えられながら24位と失速したが、今回は37回目の出場で悲願の初優勝を目指す。

 

 群馬県庁前からスタートするレースの見どころはエース区間4区の後に続く5区か。高低差60メートル以上の上り坂が続き、天候によっては向かい風となる過酷なルート。"逆転の5区"の名のとおり今年も大きな順位の入れ替わりが予想される。オリンピックイヤーの年初を飾る長距離界のビッグイベント、朝9時15分の号砲が今から楽しみだ。

 

◆ニューイヤー駅伝出場チーム
◎東日本
コニカミノルタ、Honda、JR東日本、ヤクルト、GMOインターネットグループ、日立物流、カネボウ、SUBARU、小森コーポレーション、警視庁、プレス工業、コモディイイダ

◎中部
トヨタ自動車、愛三工業、トヨタ紡織、トーエネック、愛知製鋼、NTN、中央発條

◎北陸
YKK、セキノ興産

◎関西
SGホールディングスグループ、住友電工、大阪ガス、NTT西日本

◎中国
マツダ、中電工、中国電力、JFEスチール

◎九州
旭化成、黒崎播磨、九電工、安川電機、MHPS、トヨタ自動車九州、西鉄、ひらまつ病院

 

★1月2、3日

<箱根駅伝> 東海大の連覇か、青学大&東洋大の王座奪還か

 

 冬の風物詩と言えば、東京箱根間往復大学駅伝競走である。第96回の今大会も新春の箱根路を23本の襷が駆け抜ける。優勝争いは最上級生の走りがカギを握りそうだ。

 

 優勝候補は前回王者の東海大学。東海大が誇る“黄金世代”の集大成のレースとなる。10日に発表された16人の登録メンバーには、關颯人と中島怜利が外れたものの、前回大会MVPの小松陽平、主将の館澤亨次ら8人の4年生が入った。8人中6人の“黄金世代”鬼塚翔太、郡司陽大、阪口竜平、西川雄一朗は前回の箱根を経験。今シーズンも“黄金世代”がチームを牽引する。

 

 今シーズンは全日本大学駅伝対校選手権大会を制して箱根に乗り込む。全日本は西田壮志、名取燎太ら3年生の活躍もあり、16年ぶり2度目の優勝を果たした。故障で欠場した館澤が箱根には間に合ったのも好材料だ。戦力の充実ぶりは出場校ナンバーワンか。ブルーの襷が颯爽と箱根路を駆け抜ける。

 

 対抗馬は今シーズン無冠の東洋大学と青山学院大学だ。

 

 箱根は11年連続で3位以内と抜群の安定感を見せている東洋大は相澤晃と今西駿介の4年生コンビに注目したい。まずはエースの相澤は学生最強の呼び声が高い。昨年の全日本から学生三大駅伝で区間賞を獲り続けている。7月のユニバーシアードハーフマラソン金メダリストだ。今回は2区か4区の起用が予想されている。彼の出来が往路3連覇にかかわってくるだろう。

 

 復路のキーマンは今西だ。ここまで2年連続で山下りの6区を担当。スペシャリスト区間なだけに、彼のように経験豊富な選手がいるのは心強い。2人に加えて1年生の頃から主力として活躍した西山和弥(3年)の走りもカギを握る。前回は1区で区間賞。今シーズンは出雲全日本大学選抜駅伝競争、全日本と結果を残せていないだけに奮起に期待したい。

 

 前回、大会5連覇を逃した青学大は、出雲が5位、全日本が2位だった。無冠に終われば、6シーズンぶりである。16人のエントリーメンバー上位10人の1万m平均タイムは出場校トップと総合力は高い。2年連続5区を任されていた竹石尚人(4年)の不在は痛いが、主将の鈴木塁人(4年)らが意地を見せるか。

 

 恒例となっている原晋監督の作戦名は「やっぱり大作戦」と発表した。

「最後はやっぱり4年生が強かった、やっぱり青山学院が強かった、やっぱり青山学院を応援して良かった、と。大手町を笑顔でゴールができればと思います」

 

 優勝争い、白熱のシード権争いの他にも見どころは十分だ。箱根経由で世界に羽ばたく選手もいる。9月のMGCで東京オリンピックマラソン代表の切符を勝ち取ったのは、駒大OBの中村匠吾(富士通)と東洋大OBの服部勇馬(トヨタ自動車)だ。早稲田大学の中谷雄飛(2年)、駒澤大学の田澤廉(1年)など活きのいい若手もいる。未来の日本陸上界を担うランナーたちの走りにも注目したい。

 

▼第96回箱根駅伝
2日 8:00往路スタート/大手町~箱根・芦ノ湖(5区間107.5km)
3日 8:00復路スタート/箱根・芦ノ湖~大手町(5区間109.6km)

<参加チーム>
東海大、青山学院大、東洋大、駒澤大、帝京大、法政大、國學院大、順天堂大、拓殖大、中央学院大、東京国際大、神奈川大、日本体育大、明治大、創価大、筑波大、日本大、国士舘大、早稲田大、中央大、関東学生連合チーム