2015世界トライアスロンシリーズ第5戦となる横浜大会が16日、山下公園を発着点とするコース(スイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ)で行われ、女子はグウェン・ジョーゲンセン(米国)が1時間57分20秒で3連覇を達成した。ジョーゲンセンは今季参戦したシリーズ4戦をすべて制覇。男子はハビエル・ゴメス(スペイン)が1時間47分0秒で昨年に続く優勝を収めた。日本勢は女子が昨年の大会で2位に入った上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)の13位、男子が田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大職員)の20位が最高だった。
(写真:「バイクもスイムもつらかった」と振り返るも、ランで独走したジョーゲンセン)
 その他の日本勢は女子が高橋侑子(東京都連合)は19位、佐藤優香(トーシンパートナーズ、NTT東日本・NTT西日本、チームケンズ)が27位、足立真梨子(トーシンパートナーズ、チームケンズ)が31位、井出樹里(神奈川県連合)が37位、加藤友里恵(グリーンタワー・稲毛インター)が39位、蔵本葵(東京ヴェルディ)が44位だった。男子は細田雄一(博慈会)が28位だった。

 また国際トライアスロン連合(ITU)のマリソル・カサド会長はレース後、横浜市内で記者会見を開き、2020年の東京五輪・パラリンピック組織委員会より、競技会場を東京・お台場周辺から横浜市へ変更の打診を受けたことについて、「ITUとしてはIOC、関係者と検討することを決定した」と語った。ただ、IOC委員でもある会長自身は「(招致時の)計画書に忠実でないといけないと思っている」とも発言。実際に横浜開催となった場合は「五輪の会場は違うニーズがある」と、現在開催されている世界シリーズのコースはそのまま採用できないとの認識を示した。
(写真:アリスター・ブラウンリー(英国)とのデッドヒートを制したゴメス)