国際サッカー連盟(FIFA)は29日、スイス・チューリヒで開いた総会で会長選を行い、スイス出身で現職のゼップ・ブラッター会長が5選を決めた。任期は2019年までの4年間。FIFAではジャック・ワーナー元副会長(トリニダード・トバゴ)を含む14人が贈収賄などの罪で米国司法省に起訴されたばかり。汚職問題はまだまだ広がりをみせており、欧州サッカー連盟が会長選の延期を求めるなど反発し、対抗馬であるヨルダンのアリ・ビン・フセイン王子を支持した。ブラッター会長は133票で選出に必要な3分の2の票数を集められなかったが、73票のアリ王子が勝ち目がないと判断して決戦投票を辞退したため、再選が決定した。