日本サッカー協会は1日、月末の「キリンチャレンジカップ2015」(対イラク代表、11日、横浜)と「2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選兼AFCアジアカップUAE2019予選」(対シンガポール代表、16日、埼玉)に出場する日本代表25名を発表した。海外組からFW本田圭佑(ACミラン)、MF香川真司(ドルトムント)、DF長友佑都(インテル・ミラノ)らが順当に選出されたほか、DF丹羽大輝(ガンバ大阪)、MF谷口彰悟(川崎フロンターレ)の2名が初招集された。また原口元気(ヘルタ・ベルリン)が約2年ぶりに代表復帰した。千葉市内のホテルで会見に臨んだヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、「ハイレベルな戦いが始まる。できるだけ良い準備をしようと思う」と予選への決意を語った。
 今回の代表メンバーは欧州に所属している選手はリーグ戦終了のタイミングが異なるため、既に帰国しているGK川島永嗣、DF吉田麻也、MF酒井宏樹、FW原口元気ら8選手で1日より始動。その後、順次、海外組が加わり、国内の選手は8日に合流する。そのため、全員が集合するまで指揮官は「個人個人の特別なメニューを行う。フィジカルテストも行う。彼らがどのような状態なのかを知るためだ。そしてメンタル的な部分も確認する」と個々人の状態の見極めに主眼に置く意向を示した。

 会見では汚職事件に揺れる国際サッカー連盟(FIFA)についても質問が飛んだ。ハリルホジッチ監督は「FIFAに関する話よりもフットボールの話をしたい」としながら、「正直者ではない人も世界にはいる。フットボールに関することなので、そういったものは排除してもらいたい」と早期解決を求めた。

【日本代表メンバー】 

GK
川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
東口順昭(ガンバ大阪)
西川周作(浦和レッズ)
権田修一(FC東京)

DF
丹羽大輝(ガンバ大阪)
長友佑都(インテル・ミラノ)
槙野智章(浦和レッズ)
森重真人(FC東京)
太田宏介(FC東京)
吉田麻也(サウサンプトン)
酒井高徳(VfBシュツットガルト)
酒井宏樹(ハノーファー96)

MF
長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)
香川真司(ボルシア・ドルトムント)
清武弘嗣(ハノーファー96)
山口蛍(セレッソ大阪)
谷口彰悟(川崎フロンターレ)
柴崎岳(鹿島アントラーズ)

FW
岡崎慎司(1.FSVマインツ05)
本田圭佑(ACミラン)
川又堅碁(名古屋グランパス)
大迫勇也(1.FCケルン)
原口元気(ヘルタ・ベルリン)
武藤嘉紀(FC東京)
宇佐美貴史(ガンバ大阪)