30日、東京六大学野球秋季リーグ最終戦が行なわれた。打っては打線が15安打と爆発。投げては先発・斎藤佑樹が4安打15奪三振でリーグ戦初完封を果たした早稲田大が7−0で慶應大に快勝した。これで早稲田と明治大が勝ち点4で並んだが、勝率で上回った早稲田が優勝を決め、3連覇を達成した。
 1勝1敗で迎えた3回戦、早稲田が初回に一気に4点を先制した。さらに2回にも2点を追加し、序盤から大量リードを奪う。

 一方、慶應は1回戦で早稲田に延長戦の末、完封勝ちしたエース加藤幹典が3連投の疲労を隠せず、立ち上がりから早稲田打線につかまる。打線も斎藤のスライダーやツーシームなどの変化球に翻弄され、わずか4安打と最後まで沈黙したままだった。

 勝てば40回目の優勝が決まる早稲田は5回にも小島宏輝のソロHRが出て、リードを広げる。結局、投打がかみ合った早稲田が快勝。10日から始まる明治神宮野球大会に出場することが決定した。