東京五輪サーフィン女子の3位決定戦が27日、千葉県一宮町の釣ケ崎海岸で行なわれ、日本代表の都筑有夢路はキャロライン・マークス(米国)を破り、銅メダルを獲得した。

 

 

 都筑は準々決勝でサリー・フィッツギボンズ(オーストラリア)と対戦。13.27(ベスト1=6.67、2nd=6.6)対11.67(ベスト1=6.17、2nd=5.5)で勝利。

 

 準決勝では台風8号の影響を受けた。風が強く、厳しいコンディションの中、カリッサ・ムーア(米国)と対戦した。両者とも波に恵まれず、記録が伸びなかった。都筑は7.43(ベスト1=4.5、2nd=2.93)。一方のムーアは8.33(ベスト1=4.5、2nd=3.83)。わずか0.57差で都筑は敗れ、3位決定戦にまわった。

 

 3位決定戦も大荒の天候の中行なわれた。5分を過ぎても両者ともに波には一本ものらず、体力を温存した。難しい波が押し寄せる中、開始から7分、ようやく都筑が波に乗り、3.04を獲得。一方のマークスは17分にようやくライドを開始し、2.23。結果的に、難しい波にチャレンジした都筑がスコアを6.8(ベスト1=5、2nd=1.8)に伸ばした。マークスは4.26(ベスト1=2.33、2nd=1.93)と伸びず。

 

 都筑が3位決定戦を制し、銅メダルを獲得した。

 

(文/大木雄貴)