男子4×100mリレー・日本、多田-山縣-桐生-小池で予選突破 ~陸上~

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 東京オリンピック陸上競技男女4×100mリレー予選が東京・国立競技場で行われた。男子日本代表は38秒16で1組3着。着順(各組上位3着)での決勝進出を果たした。女子日本代表は43秒44で1組7着。日本歴代2位の記録をマークしたものの、予選突破はならなかった。決勝は6日夜に行われる。

 

 個人種目では悔しい思いをした日本スプリンター陣。オリンピック3連覇を狙うジャマイカの隣の4レーンに入った。走順は多田修平(住友電工)、山縣亮太(セイコー)、桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)。100mの自己ベストは多田が10秒01、山縣が9秒95、桐生と小池が9秒98。過去最速の陣容で挑んだ。

 

 右斜め前にジャマイカが見える状態で走った多田。「自分のレーンだけに集中した。山縣さんだけを見て走った」と2走にバトンを繋ぐ。山縣、桐生はリオデジャネイロオリンピックの銀メダルメンバー。桐生は走順も同じだ。上位をキープしたまま、アンカー勝負を迎えた。

 

「桐生君のことだけを見て落ち着いて待っていた」というアンカーの小池は内側のイギリスにかわされたものの、着順での予選突破ラインとなる3着を守り切った。これで日本は2000年シドニーオリンピックから6大会連続で決勝進出を果たした。フィニッシュタイムは38秒16。全体9番目、決勝進出チームの中では最下位だ。2組6着で予選落ちしたアメリカにも0秒06遅れている。

 

 ただチーム最年長29歳の山縣は「安全バトン」と予選での走りを振り返る。決勝で“攻めのバトンパス”に切り換えた時にどれだけタイムを短縮できるか。金メダルを狙うには、多少のリスクを冒す必要もあるかもしれない。「チーム一丸となってベストレースをしたい」と山縣。決勝は6日の午後10時50分スタート予定だ。

 

(文/杉浦泰介)

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