12日、AFCチャンピオンズリーグ2008が各地で開幕する。日本からは、昨季大会覇者の浦和レッズ、昨季J1王者の鹿島アントラーズ、第86回天皇杯準優勝のガンバ大阪の3チームが参加。浦和は9月に始まる決勝トーナメントからの出場で、鹿島とG大阪は12日に1次リーグ第1節を戦う。
 1次リーグは4チームずつ7グループに分かれ、首位のみが決勝トーナメントに駒を進める。グループFの鹿島はクルンタイ銀行(タイ)、北京国安(中国)、ナムディン(ベトナム)と同組。G大阪はメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)、チョンブリFC(タイ)、全南ドラゴンズ(韓国)と同じグループGに入った。

 大会初出場の鹿島にとって、グループ最大の難敵は中国勢の北京国安だろう。前線を外国人ストライカーで固め、最終ラインにはDFシュー・ユンロンら中国代表を揃える。攻守にバランスがいい。4月9日の第3節(ホーム)、23日の第4節(アウェー)の直接対決は、Jリーグとの兼ね合いで、15日間で4連戦の過密日程だ。この2試合をいかに乗り切るか。

 G大阪は06年大会で1次リーグ敗退の屈辱を味わい、今回が2度目の挑戦だ。ライバルとなりそうなのが、メルボルンと全南。メルボルンは、1試合13ゴールの国際記録を持つ豪州代表FWアーチー・トンプソンを擁する。全南は昨季のACLで川崎フロンターレに2戦2敗しているものの、侮れない。この2チームとアウェーで戦う第2節(3月19日)、第3節がグループを勝ち抜く上でポイントとなるはずだ。

 鹿島、G大阪の両クラブとも、過密日程、アウェーの環境の違いには苦しめられるはず。だが、それらの障壁を乗り越え、まずは決勝トーナメント進出を目指したい。

<鹿島アントラーズ 1次リーグ日程>

3月12日(水) 第1節 対クルンタイ銀行(アウェー)

3月19日(水) 第2節 対ナムディン(ホーム)

4月9日(水)  第3節 対北京国安(ホーム)

4月23日(水) 第4節 対北京国安(アウェー)

5月7日(水)  第5節 対クルンタイ銀行(ホーム)

5月21日(水) 第6節 対ナムディン(アウェー)

<ガンバ大阪 1次リーグ日程>

3月12日(水) 第1節 対チョンブリFC(ホーム)

3月19日(水) 第2節 対全南ドラゴンズ(アウェー)

4月9日(水)  第3節 対メルボルン・ビクトリー(アウェー)

4月23日(水) 第4節 対メルボルン・ビクトリー(ホーム)

5月7日(水)  第5節 対チョンブリFC(アウェー)

5月21日(水) 第6節 対全南ドラゴンズ(ホーム)
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