3日、Wリーグプレーオフ2021-22クオーターファイナルが神奈川・トッケイセキュリティ平塚総合体育館で行われた。レギュラーシーズン6位のシャンソン化粧品シャンソンVマジックが同3位のデンソーアイリス、5位の富士通レッドウェーブが4位のトヨタ紡織サンシャインラビッツを下し、セミファイナル進出を決めた。シャンソン化粧品はレギュラーシーズン2位で昨季優勝のトヨタ自動車アンテロープス、富士通はレギュラーシーズン1位で昨季準優勝のENEOSサンフラワーズと対戦する。セミファイナルは9日から東京・国立代々木競技場第二体育館で二戦先勝方式で行われる。

 

 プレーオフクオーターファイナルはいずれもレギュラーシーズン下位のチームが勝ち上がった。

 

 シャンソン化粧品はレギュラーシーズンで2敗していたデンソーを81-71で破った。前日のセミクォーターファイナルで17得点を挙げたルーキーのSF吉田舞衣は、スリーポイントシュートを4本決めるなど16得点7リバウンドと活躍。PG小池遥が10得点7リバウンド16アシスト3スティール、ディヤイ・ファトーは両軍最多の21得点を挙げた。

 

 富士通はトヨタ紡織に71-61で逆転勝利した。前半を40-31とリード。第3クオーター(Q)で24点を奪われるなど48-55と逆転を許したが、第4Qは持ち味の堅守速攻で再逆転する。このQは23得点を奪い、相手の攻撃は6得点に抑えた。シーズン終了後、WNBAのワシントン・ミスティクスに移籍するPG町田瑠唯は11アシスト、セミクォーターファイナルに続き2ケタアシストでチームを牽引した。

 

(文/杉浦泰介)