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二宮清純「唯我独論」

第282回 プレーオフで“34年前の再現”なるか

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 球団創設初年度に、打率ほどの勝率(2割8分1厘)しか残せなかったチームが、3年目で勝率5割を目指せるまでになったのだから、何やかやと言われても、楽天の指揮を執る野村克也は名将である。 野村が最弱チー
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二宮清純「唯我独論」

第281回 汚れていた? 「キンシャサの奇跡」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「キンシャサの奇跡」といえばボクシング史上最高の名勝負といっても過言ではない。“象をも倒す”と恐れられた無敗のチャンピオン、ジョージ・フォアマンに数々の伝説を生み出したとはいえ、オールドタイマーのモハ
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二宮清純「唯我独論」

第280回 米国の“光と闇”を直視せよ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 歴史は繰り返す――。ハンク・アーロンが持つMLBの通算最多本塁打記録にバリー・ボンズがあと10本と迫っている。MLBでは新記録達成の場に、かつてのレコードホルダーが駆けつける“暗黙の儀式”がある。だ
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二宮清純「唯我独論」

第279回 特待生諸君、胸を張って生きろ!

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 世間を騒がせている高校野球の特待生問題に関する高野連の対応を見ていると、あれから百年近くたつというのに、野球人はいまだに「野球害毒論」の呪縛から解き放たれていないのではないかと寂しい気分になる。 1
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二宮清純「唯我独論」

第278回 “危険なW杯”見えぬ権謀術数

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「自然災害がない限り、2010年W杯は絶対に南アフリカで開催する。これが最終的な見解だ」。8日、FIFAのゼップ・ブラッター会長はそう明言した。そこまで言い切って大丈夫なのか。 1週間前、ブラッターは
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二宮清純「唯我独論」

第277回 目指せ“ドクターK”現役医学生プロ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 ハンカチ王子が神宮で2勝目を挙げた日曜日、東京から遠く離れた石川県立野球場で現役医学生がプロ初登板を果たした。 選手の名前は高田泰史(22)。日本で初の医学生プロ。さる4月28日、スタートしたばかり
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二宮清純「唯我独論」

第276回 最下位カープに必要な「意外性の男」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 昨季、メジャーリーグ(デビルレイズ)で15本もホームランを打っているバッターをつかまえて「意外性の男」と呼ぶのは失礼かもしれないが、こういうバッターが下位にいるのは、相手にとっては脅威だ。 巨人の新
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二宮清純「唯我独論」

第275回 totoはもはや「天下り振興くじ」だ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 過ちを改めざる、これを過ちという――。toto(スポーツ振興くじ)の運営を見ていると「論語」の中に出てくる孔子のこの言葉を思い出す。日体協への07年度の助成金がゼロになることが明らかになった今、存在
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二宮清純「唯我独論」

第274回 なぜ守れない 球界ルール

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 世間を騒がせている西武球団の利益供与問題。いわゆる「裏金」には2種類あると私は考える。ひとつは違法性の疑いの濃いもの。多額の“栄養費”などを選手側が税務申告しなかった場合、脱税の罪に問われる可能性が
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