FAとWBCにもの申す 上田 哲之 2016年12月2日 FAとWBCにもの申す2016-12-02T20:55:09+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新) FA宣言していた糸井嘉男の阪神入りが決まったという。4年総額18億円だとか。 11月22日のスポーツ紙は、いずれもこのニュースを一面で大々的に報じていた。 35歳のシーズンとなった今年、53盗塁で福 続きを読む
最後の1球――黒田博樹vs.大谷翔平 上田 哲之 2016年11月4日 最後の1球――黒田博樹vs.大谷翔平2016-11-05T13:19:22+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新) 背番号15が永久欠番に決まった黒田博樹(広島)の現役最後の1球は、大谷翔平(北海道日本ハム)に投じたアウトローに沈むスプリット(あるいはフォーク)だった。10月25日、広島対日本ハムの日本シリーズ第 続きを読む
大谷翔平と新井貴浩の勢いを見よ 上田 哲之 2016年10月7日 大谷翔平と新井貴浩の勢いを見よ2016-10-11T09:52:13+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新) 史上最高の投手は誰か、というのは、よくある設問だ。答えは100人いれば100通りあって当然なわけで、お互いその理由を言い立てる議論の過程が楽しい。 とりあえず日本野球に限るとして、私の場合はちょっと 続きを読む
捕手とペナントレース 上田 哲之 2016年9月2日 捕手とペナントレース2016-09-03T10:36:54+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新) ダルビッシュ有(レンジャーズ)が5勝目をあげた8月29日(日本時間30日)のマリナーズ戦は、非常に印象深いものだった(実はこの試合はマリナーズ先発・岩隈久志との対決が注目されたのだが、岩隈は早々に降 続きを読む
清宮幸太郎と山田哲人から考える「究極」 上田 哲之 2016年8月5日 清宮幸太郎と山田哲人から考える「究極」2016-08-04T12:25:33+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新) 打った瞬間、入ったと思った。いやはや、すごい逸材が現れたものだ。 右翼手も、その瞬間、追うのを諦めた……ように見えた。ところが、途中から打球に合わせるようにして、追い始める。えっ? ウソだろ、入るだ 続きを読む
広島はなぜ連勝したか 上田 哲之 2016年7月1日 広島はなぜ連勝したか2016-07-01T22:24:11+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新) これはもう事件と言うべきである。何ほどかのことは、ここでも触れておかねばなるまい。 6月14日の西武戦から6月29日の東京ヤクルト戦まで、広島カープがなんと11連勝した。球団としては32年ぶりの快挙 続きを読む
ダルビッシュ復帰の朝にコリジョンを考える 上田 哲之 2016年6月3日 ダルビッシュ復帰の朝にコリジョンを考える2016-06-03T20:04:49+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新) 日曜日だというのに、朝からあわただしい日だった。5月29日のことである。 ダルビッシュ有(レンジャーズ)のメジャー復帰戦と、前田健太(ドジャース)の先発試合がちょうど同時刻に重なってしまったのだ。当 続きを読む
前田健太は成功するか 上田 哲之 2016年5月6日 前田健太は成功するか2016-05-06T18:28:01+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新) さて、この1球をどこへどう投げるのか。立ちはだかるのは昨年二冠王に輝いた強打の右打者。内角か外角か? 投球の行くえを、文字通り固唾を飲んで見守った――。 4-0とリードして迎えた6回裏。ここまでノー 続きを読む
勝つための意思 上田 哲之 2016年4月1日 勝つための意思2016-04-01T23:08:11+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新) 「それでも決めないといけない」 その男は、そう言い切ったという。これ、なかなかいい言葉ではないだろうか。 センバツ高校野球は、ご存知のように、智弁学園の優勝で幕を閉じた。好投手と前評判の高いピッチャー 続きを読む
静の中に動がある――山田哲人と榎本喜八 上田 哲之 2016年3月4日 静の中に動がある――山田哲人と榎本喜八2016-03-04T18:02:38+00:00 上田哲之「プロ野球哲学」 上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新) いつのシーズンでも新監督の動向には注目が集まるものだ。とくにこの時期は、はたして彼に本当に監督が務まるだろうか、という野次馬根性が働いて、その言動には誰もが興味津々になる。 今季でいえば、巨人・高橋 続きを読む