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上田哲之「プロ野球哲学」

FAとWBCにもの申す

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 FA宣言していた糸井嘉男の阪神入りが決まったという。4年総額18億円だとか。 11月22日のスポーツ紙は、いずれもこのニュースを一面で大々的に報じていた。 35歳のシーズンとなった今年、53盗塁で福
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上田哲之「プロ野球哲学」

最後の1球――黒田博樹vs.大谷翔平

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 背番号15が永久欠番に決まった黒田博樹(広島)の現役最後の1球は、大谷翔平(北海道日本ハム)に投じたアウトローに沈むスプリット(あるいはフォーク)だった。10月25日、広島対日本ハムの日本シリーズ第
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上田哲之「プロ野球哲学」

大谷翔平と新井貴浩の勢いを見よ

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 史上最高の投手は誰か、というのは、よくある設問だ。答えは100人いれば100通りあって当然なわけで、お互いその理由を言い立てる議論の過程が楽しい。 とりあえず日本野球に限るとして、私の場合はちょっと
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上田哲之「プロ野球哲学」

捕手とペナントレース

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 ダルビッシュ有(レンジャーズ)が5勝目をあげた8月29日(日本時間30日)のマリナーズ戦は、非常に印象深いものだった(実はこの試合はマリナーズ先発・岩隈久志との対決が注目されたのだが、岩隈は早々に降
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上田哲之「プロ野球哲学」

清宮幸太郎と山田哲人から考える「究極」

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 打った瞬間、入ったと思った。いやはや、すごい逸材が現れたものだ。 右翼手も、その瞬間、追うのを諦めた……ように見えた。ところが、途中から打球に合わせるようにして、追い始める。えっ? ウソだろ、入るだ
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上田哲之「プロ野球哲学」

広島はなぜ連勝したか

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 これはもう事件と言うべきである。何ほどかのことは、ここでも触れておかねばなるまい。 6月14日の西武戦から6月29日の東京ヤクルト戦まで、広島カープがなんと11連勝した。球団としては32年ぶりの快挙
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上田哲之「プロ野球哲学」

ダルビッシュ復帰の朝にコリジョンを考える

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 日曜日だというのに、朝からあわただしい日だった。5月29日のことである。 ダルビッシュ有(レンジャーズ)のメジャー復帰戦と、前田健太(ドジャース)の先発試合がちょうど同時刻に重なってしまったのだ。当
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上田哲之「プロ野球哲学」

前田健太は成功するか

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 さて、この1球をどこへどう投げるのか。立ちはだかるのは昨年二冠王に輝いた強打の右打者。内角か外角か? 投球の行くえを、文字通り固唾を飲んで見守った――。 4-0とリードして迎えた6回裏。ここまでノー
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上田哲之「プロ野球哲学」

勝つための意思

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

「それでも決めないといけない」 その男は、そう言い切ったという。これ、なかなかいい言葉ではないだろうか。 センバツ高校野球は、ご存知のように、智弁学園の優勝で幕を閉じた。好投手と前評判の高いピッチャー
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上田哲之「プロ野球哲学」

静の中に動がある――山田哲人と榎本喜八

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 いつのシーズンでも新監督の動向には注目が集まるものだ。とくにこの時期は、はたして彼に本当に監督が務まるだろうか、という野次馬根性が働いて、その言動には誰もが興味津々になる。 今季でいえば、巨人・高橋
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