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上田哲之「プロ野球哲学」

壁と可能性のプロ野球キャンプ

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 注目のルーキー・オコエ瑠偉外野手(関東第一高→東北楽天)は、キャンプ初日の打撃練習で、大苦戦したという。37スイングでヒット性は9本。詰まった凡打が目立った。 これがニュースになるのが、キャンプのい
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上田哲之「プロ野球哲学」

野球の日本代表に「ジャパン・ウェイ」はあるか

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

「今のは、ちょっとないですよねえ」 テレビ中継の解説者だった佐々木主浩さんが思わずつぶやいた。 11月19日。日本代表が悪夢の大逆転負けを喫したプレミア12準決勝、日韓戦でのことだ。この試合、日本は先
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上田哲之「プロ野球哲学」

監督とは何か――原辰徳、エディー・ジョーンズ、そして工藤公康

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 もはや遠い記憶のような気さえするが、まぎれもなく今秋10月のことである。 17日の巨人-東京ヤクルト戦。クライマックスシリーズ(CS)も最終盤、ヤクルトが勝つか引き分ければ日本シリーズ進出が決まると
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上田哲之「プロ野球哲学」

秋山翔吾と真中采配――出現する才能について

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

目の前に、一枚のスポーツ新聞の切り抜きがある(このネット時代に、切り抜きかよ、とか言わないこと!)1面いっぱいを使って、秋山翔吾(埼玉西武)のバッティングの連続写真が13枚掲載されている(「日刊スポー
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甲子園に愛された選手

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 たまたまつけたテレビのチャンネルが「リトルリーグ世界大会」の中継に合っていた。見るともなく見ていると、日本代表のやや小太りのエースが、ひとりだけ抜きん出て速いボールを投げる。ほうー、すごいじゃないの
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上田哲之「山田哲人から見えてくるもの」

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

まれに見る大混戦が続くセ・リーグにあって、抜け出すとしたら、どのチームだろうか。大勢が見え始めるのはおそらく8月末あたりだろうけれど、8月上旬の現時点で、多くの評論家が注目するのが、東京ヤクルトである
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山田哲人から見えてくるもの

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 まれに見る大混戦が続くセ・リーグにあって、抜け出すとしたら、どのチームだろうか。大勢が見え始めるのはおそらく8月末あたりだろうけれど、8月上旬の現時点で、多くの評論家が注目するのが、東京ヤクルトであ
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柳田悠岐と秋山翔吾――強打者とは何か

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 セ・パ交流戦が終わると、必ず言われることがある。「セ・リーグよりパ・リーグのほうが強い」。今年の成績を見ても、交流戦の順位は1位から5位までパ・リーグ勢が並んでいるし、戦績はパ61勝、セ44勝、3分
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「彼の不在」について 〜日米球界の超越的才能〜

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 この国には、朝の野球と夜の野球がある。草野球の話じゃありませんよ。テレビ中継の話。朝とは、主として午前中に放映されるメジャーリーグ。夜とはもちろん、日本のプロ野球ナイトゲームである(3〜4月と8月に
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打撃する欲望――中村剛也から福田永将へ

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

「ていうかテラスだと恥ずかしいじゃないですか」 と埼玉西武の中村剛也は言ったそうだ(「日刊スポーツ」4月26日付)。4月25日、福岡ソフトバンク−西武戦の試合後のことである。 6回表、ソフトバンクの攝
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