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上田哲之「プロ野球哲学」

長距離打者の素質

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 第100回全国高校野球選手権大会、いわゆる夏の甲子園に、今年、3年生として出場する世代は、2000年生まれのミレニアム世代とも呼ばれ、高校に入学したときから「スーパー1年生」として注目を集める選手が
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上田哲之「プロ野球哲学」

記憶が呼び覚ます力

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 人並みにFIFAワールドカップは見る。といっても、それより、広島カープは菅野智之(巨人)をどう打つのか、というほうに興味がいったりするので、熱心な視聴者とはいえない。それでも、わかることがある。 今
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上田哲之「プロ野球哲学」

松坂大輔と「フライボール」

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 レジェンドという言葉はもちろん昔からあったけれど、ことさらスポーツの名選手に冠するようになったのは、たしか、スキージャンプの葛西紀明選手がフライング世界選手権で最年長で表彰台に上った頃からだったよう
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上田哲之「プロ野球哲学」

解放感と息苦しさ――カープのゆくえ

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 野球を見ていて、これほどストレスなく、解放的な気分になれるものは、そうないのではあるまいか。何のことかといえば、大谷翔平(エンゼルス)の打席である。 別にエンゼルスのファンではないから、勝敗はどうで
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上田哲之「プロ野球哲学」

大谷翔平と東海大相模と神里和毅と

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 エンゼルスの大谷翔平がアナハイムでの本拠地デビュー戦で、第1打席のホームランを含む3安打の大活躍をしたとき(現地時間4月3日)、北海道日本ハムの栗山英樹監督はこうコメントしている。「打つ方に関しては
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上田哲之「プロ野球哲学」

二段モーションとフライボール革命

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 今季のオープン戦第1戦を、ぼんやり眺めていた。中日-北海道日本ハム戦(2月24日)である。 中日の先発は、左腕小笠原慎之介。東海大相模の甲子園優勝投手も、今年で3年目になる。 たしかに、低めの両サイ
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上田哲之「プロ野球哲学」

ラミレス監督とは何か

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 巨人・菅野智之の新球シンカーはすごいらしい。ストレートの軌道から、タテに鋭角に落ちたとか。絶対エース、ますます鬼に金棒である――。 阪神の新外国人ウィリン・ロサリオは、キャンプ初日のフリー打撃で、5
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上田哲之「プロ野球哲学」

新年の期待――大谷翔平、近藤健介そして…

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 新年といって、特別な感慨をもよおすトシでもないが、たぶん今年はこれまで以上に大谷翔平の動向を気にしながら過ごすことになるんだろうなあ。「ハーイ。マイネーム イズ ショウヘイ オオタニ」と、「タ」にし
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上田哲之「プロ野球哲学」

君はバーランダーを見たか

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

 いつの放映だったかも正式な番組タイトルも忘れてしまったが、NHKに「テレビスポーツ教室」という番組があるでしょう。あれで、ある日「ホームランを打とう」というのをやっていた。  出演したのは小久保裕紀
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上田哲之「プロ野球哲学」

短期決戦の果実――今宮健太と前田健太

上田哲之「プロ野球哲学」(第1金曜更新)

「いやあ、何というか。残念でしたねえ」「さぞかし、気を落としておられることでしょう」「大丈夫ですか?」 このところ、会う人ごとに、ずいぶんと気を遣わせてしまっている。広島カープがCSファイナルステージ
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