日本3番目の野球独立リーグとして来春からの開幕を目指す「関西独立リーグ」では、既に活動を開始している和歌山の紀州レンジャーズに加え、大阪、兵庫・播磨地区、兵庫・神戸地区のチームの運営母体が決定し、今月中に法人化が完了する見込みであると発表した。また、滋賀でも既に球団準備室が立ち上がっており、京都でも設立の動きが複数出ていることが報告された。早ければ、初年度から6チームでのリーグ運営となる可能性が出てきた。
 関西独立リーグは四国・九州アイランドリーグを誕生させた石毛宏典氏らが中心となり、設立構想が具体化している。各チーム20人程度で年間72試合を戦う予定。アイランドリーグやBCリーグ同様、監督・コーチ陣にはNPB経験者を迎える。今秋にはトライアウトを実施して、チームの陣容を整える。

 紀州では元西武の木村竹志(現役時代は毅)氏が球団代表兼監督を務め、コーチには元広島の井上紘一氏が就任。そのほかのチームはまだ首脳陣は決まっていないが、神戸ではミネラルウオーター製造販売会社経営の広田和代氏が“日本プロ野球初”の女性オーナーとして就任が決まった。また播磨は全播磨硬式野球団代表の大村節二氏が代表を務める。球団準備室ができた滋賀は、元日本ハムの田中聡氏が中心となって設立を進める。

 大阪、播磨、神戸では今月末までチーム名を公募中。応募は運営会社「株式会社ステラ」のサイトで受け付けている。