全セ、佐藤輝明&細川成也のHRで競り勝つ ~プロ野球オールスター~
プロ野球「マイナビオールスターゲーム2026」の第2戦が29日、富山市民球場で行なわれ、全セが全パを8-7で下した。2024年の第2戦からの連敗を4でストップ。通算成績を82勝94敗11分けとした。
◇第2戦(富山市民球場)
HR競争V細川、決勝弾含む2発でMVP
全セ
8=003|122|000
7=004|210|000
全パ
(セ)髙橋-遠藤-星-○清水-船迫-レイノルズ-S岡本
(パ)エスピノーザ-髙橋光成-大津-●椋木-北山-岩城
本塁打 (セ)佐藤2号ソロ、細川2号ソロ、細川3号2ラン
(パ)柳田1号3ラン、レイエス1号ソロ
連夜の打撃戦となった今年の球宴。この日の軍配は全セに上がった。
全セの髙橋遥人(阪神)と全パのアンダーソン・エスピノーザ(オリックス)の先発で始まった試合は、互いにランナーを出しながらも2イニングをゼロで終えた。
均衡が破られたのは3回だ。全セが足で先制点を奪う。9番・浦田俊輔(巨人)がライト前ヒットで出塁し、1番・長岡秀樹(東京ヤクルト)の打席で二盗、三盗に成功する。長岡のサードゴロの間にホームを踏んだ。
足の次は一発攻勢を仕掛ける。佐藤輝明(阪神)と細川成也(中日)による2者連続アーチ。試合前のホームランダービー決勝で優勝を争った両者がホームランで競演だ。全セが3点のリードを奪った。
その裏、全パも反撃を仕掛ける。西川龍馬(オリックス)のタイムリーで1点を返すと、プラスワン投票で選ばれた柳田悠岐(福岡ソフトバンク)が走者2人を置いて、レフトスタンドへ一発。3ランで4―3と逆転に成功した。
4回表に全セに追いつかれた全パは4回裏に足を絡めて勝ち越し点を奪う。無死一、三塁の場面で一塁走者の村林一輝(東北楽天)がスタートを切ると、捕手の坂本誠志郎(阪神)が二塁へ送球。ここで三塁走者の若月健矢(オリックス)がホームを突入した。ダブルスチールを見事に成功させ、5-4と再びリード。続く清宮幸太郎(北海道日本ハム)が犠牲フライを放ち、リードを広げた。
再度全セに追いつかれた全パは5回裏、1死ランナーなしでフランミル・レイエス(日本ハム)を柳田の代打で起用した。レイエスは清水昇(ヤクルト)の5球目をレフトスタンド上段に叩き込んだ。
追いついては離される全セは6回表、ホームランダービー優勝の細川が富山の夜空にアーチを架ける。1死一塁の場面で、椋木連(オリックス)の変化球をバックスクリーン右に弾き返した。逆転の2ランで全セのリードをもたらした。
全セは6回以降、船迫大雅(巨人)、ショーン・レイノルズ(横浜DeNA)、岡本駿(広島)がゼロで抑えて試合を締め括る。8—7で競り勝った全セが2年ぶりの勝利。第2戦のMVPには決勝弾の細川が輝き、現役ドラフト組では初の快挙となった。
(文/杉浦泰介)