日本、キリンカップ優勝で森保体制の国内最終戦飾る ~キリンカップサッカー2026 決勝戦~

facebook icon twitter icon

 キリンカップサッカー2026の決勝戦となる日本代表(FIFAランキング17位)対ニュージーランド代表(同86位)の一戦が5日、MUFGスタジアム(国立競技場)で行なわれ、2対1で日本が勝利した。日本はFW上田綺世(リール)の得点で先制したが、32分に追いつかれた。後半に入るとMF堂安律(フランクフルト)が勝ち越し点を決め、日本が15年ぶりにキリンカップを制した。

 

 後半のシステム変更が奏功(MUFG国立)

日本代表 2-1 ニュージーランド代表

【得点】

[日] 上田綺世(28分)、堂安律(71分)

[ニ] ベン・オートン(32分)

 

 10月1日に行なわれたエクアドル代表戦で主力を使ったことから、若手主体の先発となることが予想されたこの一戦。森保一監督は、この日もほぼベストメンバーを起用した。しかし、ここ近年慣れ親しんだ3-6-1ではなく、4-2-3-1を採用し、右のサイドバックにはDF中野就斗(サンフレッチェ広島)を起用した。4バックでスタートするのは約2年半ぶり。森保監督いわく「戦術の幅を増やすため」。

 

 スコアが動いたのは28分。MF久保建英(レアルソシエダ)からパスを受けた中野がふわりとした浮き球のクロスをゴール前に供給。これを上田がワントラップし、左足で蹴り込み、日本が先制した。アシストした中野はトラップしてシュートを決め切った上田をたたえた。しかし上田は「相当、パスが上手だった。(中野に褒められても)いや~、パスの方が難しい。パスの方が繊細」とアシスト役の中野を称えた。

 

 しかし32分、日本がニュージーランドに追いつかれた。自陣でFW前田大然(イプスウィッチ)のパスミスがFWクリス・ウッドに渡るとカウンターを受ける。2対2の状況から日本の右サイドをMFベン・オールドに駆け上がられ、2対3と数的不利を創られる。最後はウッドの丁寧なラストパスをオールドに右足で決められた。

 

 

 

 頼れる日本の10番が勝ち越しゴールを決めたのは後半26分だった。左サイドハーフで途中出場を果たしたMF中村敬斗(リヨン)が、左サイドをシザースフェイントで切り裂き、ゴールファーサイドへとクロスを供給。これに堂安が反応し、右足で難なく押し込んだ。

 

 試合後、堂安は「今回はウイング(サイドハーフ)として使われたので、その意図をくみ取り求められた仕事は最低限、できたのかな。ウイングだからこそあそこに入れた。(パスをくれた)敬斗に感謝です」と4-2-3-1の「4」で起用されたことを振り返った。

 

 この後、日本は危なげなく時計の針を進め、2011年以来、3大会ぶり12回目となるキリンカップ優勝を果たした。

 

(文/大木雄貴)

facebook icon twitter icon
Back to TOP TOP