米ネバダ州ラスベガスで開催されているレスリングの世界選手権は11日、男女5階級が行われ、女子58キロ級では伊調馨(ALSOK)が決勝でペトラ・オリ(フィンランド)に10−0のテクニカルフォール勝ちを収め、連覇を達成した。伊調は準決勝までの3試合をすべて無失点のテクニカルフォールで勝ち上がると、準決勝もフォール勝ち。決勝も含めた全5試合を無失点と田を圧倒した。これで63キロ級時代も含め、世界選手権は10度目の優勝となった。
 また女子63キロ級では川井梨紗子(至学館大)が決勝でロンドン五輪銅メダルのバトチェチェグ・ソロンゾンボルド(モンゴル)にフォール負けを喫したが、銀メダルを獲得した。伊調、川井とも日本のリオデジャネイロ五輪出場枠を手にし、日本レスリング協会の選考規定により、12月の全日本選手権に出場すれば五輪代表となる。