8日、日本バスケットボール協会はFIBA女子バスケットボールW杯(22日開幕、オーストラリア)に出場する日本代表12人を発表した。PF髙田真希(デンソーアイリス)、PG宮崎早織(ENEOSサンフラワーズ)、SF/PF宮澤夕貴(富士通レッドウェーブ)ら東京オリンピック組に加え、C渡嘉敷来夢(ENEOSサンフラワーズ)などが入った。キャプテンは髙田。日本はグループリーグでマリ、セルビア、カナダ、フランス、オーストラリアと対戦する。

 

 アジア女王として臨むW杯。初の金メダル獲得に向け、オーストラリアに乗り込む陣容が決まった。

 

 恩塚HCは12人の選考基準を「いろいろな状況を想定した中で、よく出てくる選手」と言い、「パフォーマンスの高い選手を順で選んだわけではありません」と説明した。髙田、宮崎ら東京オリンピック銀メダルメンバーに加え、3x3(3人制バスケット)東京オリンピック代表の馬瓜ステファニー、山本麻衣(いずれもトヨタ自動車)を選出。若手で進境著しいSG𠮷田舞衣(シャンソン化粧品シャンソンVマジック)も加わった。

 

 指揮官はこう意気込む。

「目標は世界一。東京オリンピックで盛り上がっているバスケット界をさらに前へ進めたいと考えている。我々が戦う姿を通して、『バスケットで日本を元気に!』という理念を実現したい」
 過去13大会での最高成績は1975年コロンビア大会の銀メダル。東京オリンピックで上がることができなかった表彰台の中央を狙いにいく。

 

【日本代表12人】数字は背番号
3 PF馬瓜ステファニー (トヨタ自動車アンテロープス)
5 PG安間志織(UMANA REYER VENEZIA)
8 PF髙田真希(デンソーアイリス)
10 C渡嘉敷来夢(ENEOSサンフラワーズ)
14 SG𠮷田舞衣(シャンソン化粧品シャンソンVマジック)
23 PG山本麻衣(トヨタ自動車アンテロープス)
31 SG平下愛佳(トヨタ自動車アンテロープス)
32 PG宮崎早織(ENEOSサンフラワーズ)
52 SF/PF宮澤夕貴(富士通レッドウェーブ)
75 SG/SF東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)
88 SG/SF赤穂ひまわり(デンソーアイリス)
99 PFオコエ桃仁花(富士通レッドウェーブ)

 

(文/杉浦泰介、写真/ⓒJBA)