プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)・ファイナルステージ第2戦がセ・パ両リーグで13日、行われた。セはリーグ王者の東京ヤクルトが3位の阪神に5対3で連勝。パはリーグ覇者のオリックスが2位の福岡ソフトバンクに4対3で破った。ヤクルトとオリックスは通算成績(アドバンテージを含む)3勝で、日本シリーズ進出まであと1勝とした。14日の第3戦は高橋奎二(ヤクルト)-青柳晃洋(阪神)、田嶋大樹(オリックス)-千賀滉大(ソフトバンク)が先発予定だ。

 

◇クライマックスシリーズ・ファイナルステージ

 サイスニード、6回途中1失点と粘投(ヤクルト3勝 神宮 26,071人)

阪神タイガース

3=100|000|101

5=002|120|00✕

東京ヤクルトスワローズ

勝利投手 サイスニード(1勝)

敗戦投手 藤浪(1敗)

セーブ  マクガフ(1S)

本塁打 (ヤ)村上2ラン、長岡ソロ、オスナ2ラン

 

 先制を許したヤクルトだが、4番・村上宗隆のCS初ホーマーを皮切りに長岡秀樹、ホセ・オスナにも一発が飛び出し、2年連続の日本シリーズにまた一歩近付いた。今季3冠王の村上が0対1とリードされた3回裏、阪神・藤浪晋太郎のアウトコース低めのストレートをレフトスタンドに運んだ。4回に長岡がライトポール際へのソロ、5回にはオスナが2戦連発となるホームランをレフトスタンドに2ランを放った。敗れた阪神はヤクルトを上回る11安打放ちながら3得点、打線に繋がりを欠いた。

 

 3番手・山﨑、7回に登板し好救援(オリックス3勝 京セラD大阪 18,572人)

福岡ソフトバンクホークス

3=101|000|001

4=101|020|00✕

オリックスバファローズ

勝利投手 宮城(1勝)

敗戦投手 大関(1敗)

セーブ  阿部(1S)

本塁打 (オ)杉本2ラン

 

 昨季csでMVPに輝いた杉本裕太郎が、今季も勝負強さを発揮した。ハイライトは1回に同点タイムリー、3回にはヒットを放って迎えた5回の3打席目だ。2対2の場面で二塁に吉田正尚を置いて、ソフトバンク2番手の大関友久からレフトスタンドへの特大の2ランを見舞った。逆転に成功したオリックスは先発の宮城大弥が5回2失点でマウンドを降りると、残り4イニングを宇田川優希、山﨑颯一郎、ジェイコブ・ワゲスパック、阿部翔太の4人で継投した。9回に1点を返されたものの、逃げ切った。