現地時間9日、ロサンゼルス・エンゼルスをFAとなっていた大谷翔平が、自身のSNSでロサンゼルス・ドジャースへの移籍を発表した。契約は、プロスポーツ最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)と見られている。

 

 去就が注目されていた二刀流が、ワールドシリーズ7度制覇を誇り、11季連続プレーオフ進出中の名門球団を選んだ。

 

 大谷はエンゼルスに所属した6シーズンでプレーオフ進出はならなかったものの、2度のアメリカン・リーグMVP、シルバースラッガー賞(DH)など数々のタイトル、賞を獲得してきた。打者として681安打、171本塁打、437打点、86盗塁。ここまでの通算打率は2割7分4厘だ。投手しては5シーズン(19年は登板なし)、38勝(19敗)を挙げ、608奪三振、防御率3.01。史上初となる2年連続2桁本塁打&勝利をマークしている。

 

 今年9月に受けた右肘手術の影響で24年は打者に専念すると見られている。ナショナル・リーグも22年よりDH制を採用。まずはDHとして1シーズン戦い、ア・リーグホームラン王の長打力を遺憾なく発揮することが求められるだろう。