第107回日本陸上競技選手権大会・10000mが10日、東京・国立競技場で行われ、塩尻和也(富士通)が27分9秒80の日本新記録で同種目初制覇を成し遂げた。塩尻はパリオリンピックの参加標準記録(27分0秒00)突破はできなかったが6月の日本選手権での5000m優勝に続き、2冠を達成した。2位の太田智樹(トヨタ自動車)が27分12秒、3位の相澤晃(旭化成)が27分13秒04。上位3人が従来の日本記録(27分18秒25=20年、相澤)を上回るタイムでフィニッシュした。