7月に開幕するパリ五輪のサッカー・1次リーグ組み合わせ抽選会が20日(日本時間21日)、パリで行われた。すでに出場を決めている女子日本代表(なでしこジャパン)は、スペイン、ブラジルなどと同じC組になった。

 

 スペインは昨夏、ニュージーランド・オーストラリアワールドカップを制した強豪である。同W杯のグループリーグで、なでしこジャパンはスペインを下した過去があるとはいえ厳しいグループに入った。あとの1チームはアフリカ予選1位国が入る。

 

 なでしこジャパンを率いる池田太監督はJFAを通じ、こうコメントを発表した。

「対戦国が決まり、戦いをイメージしてポジティブな緊張を改めて感じています。12チームという限られた出場国で開催されるオリンピックでは、どのチームとの対戦も常にタフな試合になります。初戦のスペインはワールドカップチャンピオンであり対戦が楽しみです。ブラジルは昨年の国際親善試合で高い個の技術と勝利への執念に苦しめられました。アフリカ勢も昨年のワールドカップでは3チームがラウンド16に進出するなど、勢いのあるチームが多いです。ここからまたひとつ、準備が進んでいきます。大会までの残り約4ヶ月、常にオリンピックを意識してチームとしての積み上げを続けていきます」