女子シングルス山口茜、2年ぶり優勝に王手 〜ダイハツ・ジャパンオープン〜

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 24日、バドミントンのBWF(国際バドミントン連盟)ワールドツアー「ダイハツ・ジャパンオープン2024」各種目準決勝が神奈川・横浜アリーナで行われた。女子シングルスはBWF世界ランキング5位の山口茜(再春館製薬所)が同13位のスパニダ・カネソン(タイ)にストレート勝ち。2年ぶりの同大会優勝に王手をかけた。その他、日本勢は男子シングルス世界ランキング8位の奈良岡功大(NTT東日本)が同10位のチョウ・ティエンチェン(チャイニーズ・タイペイ)に、女子ダブルスの世界ランキング7位の中西貴映&岩永鈴組(BIPROGY)が同2位のイ・ソヒ&ペク・ハナ組(韓国)にストレート負けを喫した。

 まるでシャトルと戯れているようだった。スマッシュ、カット、クロス、クリアー、ロビング、ヘアピンと多彩なショットを繰り出す山口が、同大会女子シングルス最多に並ぶ4度目優勝へ王手をかけた。

 

 パリオリンピックの決勝トーナメント1回戦でストレート勝ちした相手に第1ゲームを21−14で先取した。一時は13−14とリードを許したが、そこから8連続ポイントでひっくり返した。第2ゲームは競った展開。カネソンにデュースまで粘られたが22−20で振り切った。

「意図せずですが最後盛り上がるかたちとなった」

 

 報道陣から女子シングルスではリー・リンウェイ(中国)に並ぶ4度目のジャパンオープン制覇について向けられると、「あまりプレッシャーをかけないでください」と返し、こう続けた。

「もちろんここまで来たら、優勝はほしいですけど、それよりもこれまで通りどれだけ楽しめるかが課題だと思っている。引き続き、そっち(楽しむこと)にフォーカスしてやれたらいい」

 

(文・写真/杉浦泰介)

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