森保J、C組首位をキープ ~26年北中米W杯アジア最終予選~
サッカー2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2節、日本代表(FIFAランキング18位)対バーレーン代表(同80位)の一戦が11日(日本時間)、バーレーンナショナルスタジアムで行なわれ、日本が5対0で勝利した。日本はFW上田綺世(フェイエノールト)とMF守田英正(スポルティング)の2ゴールなどで快勝。この勝利で日本はC組の首位をキープした。
上田、2G1A(リファー)
日本代表 5-0 バーレーン代表
【得点】
[日] 上田綺世(37分、47分)、守田英正(61分、64分)、小川航基(81分)
森保一監督は初戦の中国代表戦からMF久保建英(レアルソシエダ)に代えてMF鎌田大地(クリスタルパレス)を先発させた。システムは3-4-2-1。攻撃時には5トップになる攻撃的な布陣で相手選手を押し込むことに成功した。対するバーレーンは4-2-3-1を基本フォーメーションとして、時折5-3-2や6バック気味になり、日本の攻撃に対応していた。
バーレーンはDFラインを高く設定するものの、前線から追い回すことはしなかった。そのため中盤で両チームの選手による“渋滞”が発生した。守田やMF遠藤航(リバプール)が中盤からDFラインまで下がってボールを受け、相手の裏を突くミドルパスでバーレーンを牽制。これにより、徐々にバーレーンの陣形が広がりを見せた。
前半33分、遠藤のスルーパスに鎌田が反応。ペナルティーエリア右サイド付近からゴール前に折り返そうとしたところ、DFアブドゥラ・アルハラシの左手に当たり、日本がPKを得た。このPKを上田が相手サポーターから顔面にレーザーポインターによる妨害を受けたものの、冷静にゴール左に蹴り込み、日本が先制した。
後半開始2分、途中出場したMF伊東純也(ランス)の右からのクロスを上田がペナルティーエリア中央でトラップし、間髪いれず右足を振り抜くと、シュートは左ポストを叩き、ゴールネットを揺らした。この得点以降、徐々にバーレーンの選手たちの動きが緩慢になっていった。後半開始早々でのこの得点が、バーレーンのプレイヤーの戦意を喪失させた。
16分には、敵陣中央でボールを持った守田がペナルティーエリア内にいる上田にパスを当て、ワンツーを受け、左サイドからカーブをかけてゴール右隅へ流し込んだ。守田はその3分後にも、MF三笘薫(ブライトン)の左からのクロスに右足を伸ばし、ゴールネットを揺らした。
締めくくりは86分。途中出場したMF中村敬斗(ランス)がペナルティーエリア内左サイドからシュートを放つが、相手GKにセーブされた。このこぼれ球を20分からピッチに送り出された小川が頭で押し込み、日本が大量5点を奪い、C組の首位をキープした。日本の次節はアウェーでサウジアラビア代表と10月11日(日本時間、3時キックオフ)と対戦する。
(文/大木雄貴)