福岡ソフトバンク、攻守に圧倒で4年ぶりV ~プロ野球~
23日、プロ野球パ・リーグの福岡ソフトバンク対オリックス23回戦が京セラドーム大阪で行われた。優勝マジック1としていたソフトバンクはオリックスに9-4で逆転勝ち。4年ぶり20度目のリーグ優勝(1リーグ時代を含むと22度目)を決めた。またソフトバンクは10月16日からのクライマックスシリーズ・ファイナルステージの出場が決定した。
今季支配下の川村、同点打含む3安打2打点(福岡ソフトバンク16勝6敗1分け 京セラドーム大阪)
福岡ソフトバンク
9=100|330|020
4=200|002|000
オリックス
勝利投手 石川(7勝2敗)
敗戦投手 才木(2敗)
本塁打 (オ)来田2号2ラン
他球団を攻守に圧倒したソフトバンクが、小久保裕紀監督就任1年目でペナントを奪還した。
1軍ヘッドコーチ、2軍監督を経て、今季から指揮を執る小久保監督。新人指揮官とはいえ、選手時代にはリーグ優勝5度、日本一3度経験している。今季はFAで埼玉西武から山川穂高を獲得。小久保監督は山川を4番に固定し、打線の幹を崩さなかった。開幕直前には育成契約だった緒方理貢、川村友斗、仲田慶介を支配下登録。そのうちの川村は優勝を決めたオリックス戦で躍動するなど若手の育成にも着手した。
チームは4月上旬に首位に立つと、一度もその座を譲らなかった。9月23日現在、打撃部門の総得点(577)、チーム打率(2割5分9厘)、総本塁打(107)でトップ。守備部門でも総失点数(369)、失策数(50)、チーム防御率(2.53)とリーグ最少と攻守に安定している。2位に10ゲーム差以上を付ける独走Vだった。
(文/杉浦泰介)