日本、空手女子形団体&男子形で金メダル 〜デフリンピック〜
東京2025デフリンピック・空手競技初日が23日、足立区の東京武道館で行われた。日本勢は湯澤葵(フリー)、森こころ(筑波大付属聴覚特別支援学校)、金子陽音(東京都立中央ろう学校)で臨んだ女子形団体、男子個人形の森健司(立命館大学)が金メダル。女子個人形は前回組手との2冠の小倉涼(埼玉県立坂戸ろう学園教員)が銅メダルを獲得した。
日本女子の形団体は、2024年12月の世界選手権に出場したが他国・地域が出場しなかったため、演武を披露するだけに終わった。チーム最年長の22歳、2度目(前回は組手女子-55kg級)のデフリンピック出場となった湯澤は「他国と対戦して金メダルを獲得できたことをうれしく思う」と喜んだ。
声はもちろんのこと、足音や道着を擦る音も聞こえない。その中で息を合わせるのは容易でないだろう。結成は2年足らずだが、綿密に打ち合わせを繰り返し、連係を深めていった。「稽古の成果を120%出せた」とは18歳の森。個々に分かれて実演する「分解」に移ってもコンビネーションは崩れなかった。湯澤は「3人で組んでからの約2年で、一番いい演武だった」と胸を張った。
(文・写真/杉浦泰介)