陸上・湯上剛輝、男子円盤投げで金メダル 〜デフリンピック〜
24日、デフリンピック東京大会・陸上競技が世田谷区の駒沢オリンピック公園陸上競技場で行われた。男子円盤投げ日本記録保持者の湯上剛輝(トヨタ自動車)は4投目に大会記録の58m93をマーク。デフリンピックでは2大会ぶりメダル、初の金メダルに輝いた。
9月の世界陸上競技選手権東京大会以来、自国開催のビッグイベントは2試合目だ。デフ陸上・円盤投げの世界記録保持者の湯上が、東京で輝いた。国立競技場から駒沢に場所を移し、デフリンピックでは金メダルの本命として大会に臨んだ。
予選を1位で通過した湯上は、1投目からトップに立ち、2投目で一度抜かれた記録もすぐさま抜き返した。4投目にはデフリンピック記録となる58m93のビッグスローだ。その後、湯上の記録を抜く者は現れなかった。
「聴覚障がい者のヒーローになりたい」と語ってきた湯上。前々回のデフリンピックは銀メダル。前回は日本選手団の途中辞退により投擲することすら叶わなかった。
「これからも限界に挑み続け、聴覚障がいを持つ子どもや親御さんたちに夢を与えられるような選手になりたい」
筋骨隆々の肉体を旋回して円盤を投げる姿は迫力十分。他国の選手にも見劣りしない。投擲サークル内では戦闘モードだが、表彰式では柔らかい表情を見せた。セレモニー終了後、愛息子が駆け寄ってくると抱き上げ、表彰台の頂点の景色をしみじみと味わった。
(文・写真/杉浦泰介)
■そのほかの写真はこちら
- 手話での応援「サインエール」
- 表彰式には通訳士を映し、字幕でも表示
- デフ陸上の特徴のひとつ、スタートランプ


