5月18日、有明コロシアムで行われる「戦極〜第二陣〜」のカード発表会見が24日、都内ホテルで行われ、同イベントの旗揚げ戦に続き参戦が予定されていたジョシュ・バーネット(フリー)の対戦相手が、UFCなどで活躍し、「PRIDE.34」で(07年4月8日)で藤田和之(藤田事務所)に一本勝ちをおさめている強豪ジェフ・モンソン(アメリカン・トップチーム)に決定したことが発表された。
(写真:旗揚げ戦に続き、戦極のメーンを務めるジョシュ)
 今年3月の旗揚げ戦で、吉田秀彦(吉田道場)にヒールホールドを極め一本勝ちをおさめたジョシュが、2戦連続で戦極のリングに登場する。
 会見に出席したジョシュは「自分への期待の高さを感じる。その期待に応えられるように頑張りたい。いつでもメーンイベントとして最高の試合を見せること、誰が最強か、どうしてプロレスが最強なのかというところをお見せしたい」と抱負を語った。

 かねてより一緒に練習したり、チームメイトとして試合に出場したこともある“親友”モンソンと対戦することについては「プロとして、友情というのは横に置いて頑張りたい。練習などを一緒にやってきたことで、自分はジェフのウィークポイントを熟知している。彼も、私のウィークポイント、ファイトスタイルが分かっている。お互いに尊敬しあっているので、良い試合になると思う」と語った。
 そのウィークポイントについて質問が出ると「彼の弱点はアイスクリーム」とジョークで答え、「今後、また彼のセコンドにつくことがあるかもしれないので言えない」と明らかにはしなかった。

 旗揚げ戦では吉田を相手にジャーマン・スープレックスなどプロレス技を披露したジョシュだが、モンソン戦に向けては「パワーボムやスープレックスなどプロレス技をかけたいが、彼も私の技を分かっているので、かけるタイミングが難しいと思う」と語った上で「今まで彼にやったことのない、フロントネックロック・スープレックスをかけたい。ゴングが鳴ったらすぐこの技を決めて、早く試合を終わらせたい」と秒殺勝利を宣言した。

 このほか、「戦極〜第二陣〜」では、旗揚げ戦でアントニオ・ブラガ・ネト(グレイシー・フュージョン)に判定勝ちした川村亮(日本/パンクラスism)とPRIDEでは「リアル・ドンキーコング」と呼ばれたケビン・ランデルマン(ハンマーハウス)が対戦するほか、北岡悟(パンクラスism)×イアン・シャファー(ファイブリングスドージョー)、佐々木有生(GRABAKA)×ジョルジ・サンチアゴ(アメリカン・トップチーム)など計7カードが発表されている。
 参戦を予定しているホジャー・グレイシー(ブラジル/ホジャー・グレイシー柔術アカデミー)の対戦相手は現在調整中だという。

 会見に同席したワールド・ビクトリー・ロード(WVR)の木下直哉代表は、今後について「バンダム級、フェザー級など日本人の活躍できる舞台を用意したい。各階級で頂点を目指す“本物の戦い”をお見せしたい。より熱のあるイベントに成長させたい」と意欲的に語った。第二陣以降、「戦極」のリングでどのような“本物の戦い”が繰り広げられるのか注目だ。


「戦極〜第二陣〜」
2008年5月18日、東京・有明コロシアム
開場14:30 開始16:00

<新規決定カード>
ジョシュ・バーネット(アメリカ/フリー)×ジェフ・モンソン(アメリカ/アメリカン・トップチーム)

<決定対戦カード>
北岡悟(日本/パンクラスism)×イアン・シャファー(オーストラリア/ファイブリングスドージョー)
光岡映二(日本/和術慧舟會RJW)×イ・グァンヒ(韓国/Tuhon Jeongsim Gym)
佐々木有生(日本/GRABAKA)×ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
中尾“KISS”芳広(日本/TEAM TACKLER)×BIG・ジム・ヨーク(ニュージーランド/ファイブ・リングス・ドージョー)
マイク・パイル(アメリカ/エクストリーム・クートゥア・ジム)×ダン・ホールバックル(アメリカ/McVicker’s Martial Arts Academy)
ケビン・ランデルマン(アメリカ/ハンマーハウス)×川村亮(日本/パンクラスism)

<出場決定選手>
ホジャー・グレイシー(ブラジル/ホジャー・グレイシー柔術アカデミー)