第23回「ローラ・デービースが飛び入り参加!」 ~スナッグゴルフ体験会など~
「ひとに健康を、まちに元気を。」をコンセプトに、社会貢献活動を展開している明治安田生命保険相互会社(以下、明治安田)とのタイアップ企画です。

レジェンドによる具体的指導
レジェンズツアー唯一の公式戦となる『JLPGAレジェンズチャンピオンシップ明治安田カップ』(試合会場:静岡県伊東市内・川奈ホテルゴルフコース/大会日程:6月10日~13日)の2日目と3日目、明治安田とJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)は、近隣の小学生を招待し、課外授業「Hello, Golf!」を実施しました。「Hello, Golf!」は、スナッグゴルフや社会科見学活動を通じて、子どもたちに競技の楽しさとマナーの大切さを学んでもらうことを目的としています。今回は、3日目の伊東市立大池小学校・3年生の54名が参加した模様をレポートします。
大池小学校の子どもたちが体験したスナッグゴルフとは、安全に楽しく屋外でも屋内でもプレーできる簡易版のゴルフです。アイアンに似たクラブとパターの2本を使います。子どもたちにとっては、遊び感覚でゴルフの疑似体験ができるのが、スナッグゴルフの魅力の1つです。
大会3日目、伊東市の気温は23.2度。綺麗な青空のもと、課外授業「Hello, Golf!」スナッグゴルフ体験会が行なわれました。この日のみ、欧州女子ツアー最多の45勝を挙げ、2015年に世界ゴルフ殿堂入りを果たしたローラ・デービース選手が、スナッグゴルフのコーチとして飛び入り参加しました。
女子ゴルフ界のレジェンドは、子どもたちに「元気? ハッピー?」と明るく挨拶。デービース選手は遠くから見守るだけでなく、スナッグゴルフ用のクラブを手に持ち、積極的に指導しました。
子どもたちは、少しでもボールを遠くに飛ばそうとするあまり、腕の力だけでクラブをぶんぶんと振り回す傾向にありました。すると、デービース選手はこうアドバイスしました。

「(ティーの位置に対して)もっと左足を前に置いてみて」
「もう少し、左足を前よ」
下半身が安定してきたところで、デービース選手は子どもたちに、こう語りかけました。
「今度は(右肩より)もっとクラブを高く上げてみて」
吸収の早い子どもたち。ボールに角度がつくようになり、ポンポンと飛ばし始めました。中には20メートルほど飛ばした生徒も。「Oh~! Good!」とデービース選手は、満面の笑み。具体的なアドバイスに、子どもたちは目をキラキラと輝かせていました。
「誰が1番遠くにボールを飛ばせるか競争してみよ~」と女性スタッフによる掛け声で、“ドラコン(ドライビングコンテスト)”は4回、行なわれました。
「既に綺麗なスイング」

1回目は、長身でスラっとした女子の放った初球が、30メートル超を記録。結局、この女子の初球が1番でした。筆者が「ゴルフ経験者ですか?」と問うと、「はい! やっています!」と返答。この女子のスイングを見たデービース選手も「彼女はもう既に、綺麗なスイングをしているわ」と、驚いていました。
2回目の優勝者は、小柄ながらも思い切りの良いスイングを披露した女子でした。体験会のサポートに回っていた男性スタッフは「この中から将来活躍する選手が出てきてくれたら、うれしいなぁ~」と、感慨深そうに語りました。
休憩を挟んで行なった3回目と4回目の“ドラコン”は同じ男子が1位でした。この男子は、他の生徒にクラブの握りを教えるなど、優しい一面を見せる“少年紳士”でした。他の男子生徒は「(1位の男子が打った)あのオレンジの球より、絶対に飛ばす!」とわんぱくな一振り。飛距離は伸びませんでしたが元気いっぱいで終始楽しそうでした。

こうして、大人がうらやむほどの“レジェンド臨時コーチ”の参加により、スナッグゴルフ体験会は盛り上がりました。
続いて、社会科見学が行なわれました。JLPGAティーチングプロの先導により4番ホール・グリーン付近でゴルフ観戦時のマナーなどを学びました。子どもたちは、イヤホンガイドを通じてティーチングプロの指示を聞きました。
「いま、プロの選手が(カップ手前から)私たちのいる方向にパターを打とうとしています。選手の視界に私たちが入っているから、いまはジッと動かないで」

子どもたちは職業体験の一環として、“お静かに”の札を上げる係りを担当しました。札を上げるタイミングも、ティーチングプロによる合図でした。
大池小学校の生徒たちはゴルフにおけるマナーを学びつつ、提供された紙製の簡易的なオペラグラスを覗き、プレー観戦も楽しみました。

課外授業「Hello, Golf!」の活動について、大会後の取材で明治安田・根岸秋男会長はこう語りました。
「小学生がゴルフに触れて、“将来プロゴルファーになりたい”とか“ゴルフをやってみたい”という気持ちになってくれればうれしい。また、未来を担う世代をゴルフ協会と一緒に応援することで、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんがゴルフをもっと応援してくれることにつながってくると考えています」
(文・写真/大木雄貴)