第25回「諦めないプレーにカズが『ナイスッ!!』」 ~三浦知良選手といっしょにサッカートレーニング体験イベント2026~
「ひとに健康を、まちに元気を。」をコンセプトに、社会貢献活動を展開している明治安田生命保険相互会社(以下、明治安田)とのタイアップ企画です。

緩慢プレーはNG
今回で3度目となった「明治安田Presents三浦知良選手といっしょにサッカートレーニング体験イベント2026」が20日、大阪府堺市のJ-GREEN堺で行なわれました。サッカー元日本代表FWの“キングカズ”こと三浦知良選手(J3 福島ユナイテッドFC)が、大阪府内在住の45人の小学生3~6年生と共に、緑の芝生の上で一緒にボールを追いかけ、汗を流しました。
この日の堺市は1日中、小雨の予報でした。しかし、サッカーキッズたちの思いが雨雲を晴らしたようです。イベント開始時には、雨はあがっていました。
鬼ごっこの要素を取り入れたダッシュ系のトレーニングでウォーミングアップを終えると、カズ選手は、対面形式(6メートル間隔)のインサイドパスでボールの感触を確かめました。この時、カズ選手は子どもの頭を撫でながら笑顔で、ひとりひとりに挨拶をしていました。
続いて、6メートルほどドリブルして足の裏でボールを止める練習です。「止めるところまでしっかりやろう!」とカズ選手。楽しんでプレーする中にも、ある一定の緊張感を保とうとしているように見えました。

ドリブルのタッチを確認した後、再び対面形式のパス練習に戻りました。カズ選手は、緩いボールを蹴った少年に対してやり直すように指示。そして、45人全員に大きな声で、こう呼びかけました。
「蹴りにくいところにボールが止まった場合、もう1回、タッチしていいから! 自分が蹴りやすい位置にボールを置き直していいからね!」
カズ選手はさらに、続けました。
「止めて蹴る! しっかり!」
「焦らなくていいから!」
「おーい! 声出せっ!!」
カズ選手は休憩に入るタイミングで、おそらくサッカー未経験の女子に個別指導。足裏でぎこちなくボールを止めていた女子に、インサイドトラップを教えました。
水分補給を終えると、キッズたちは4チームに分かれ、ミニゲームを2セット行ないました。カズ選手は、どちらの敵味方でもないフリーマンとして参戦。1セット目、カズ選手は1アシストを決めました。
「技術より大事なこと」

2セット目、ゴール前にいたカズ選手は、水色のビブスを着た選手からパスを受けました。左足インサイドでゴールを狙ったものの、シュートは右に逸れました。カズ選手は「あああああぁっ!」と声を上げ、天を仰ぎました。この姿は、スタンドで見守る保護者の笑いを誘いました。

再び、水色チームがボールを保持すると、助っ人で参加したJFLの選手がゴール前にロングフィードを供給。長くなったボールはゴールライン方向に転がりました。誰しもがラインを割ると思ったところに、ひとりの少年が猛ダッシュ。ゴンさん(中山雅史さん)を彷彿させるスライディングで何とかボールをピッチに残そうとしました。
惜しくもボールはラインを割ってしまいましたが、カズ選手は手を叩きながら、大きな声で「ナイスッ!!」と、少年を讃えました。
カズ選手はトレーニング後の囲み会見で、ガッツあふれる少年のプレーについて、こう語りました。
「サッカーがうまいとか、技術的なことなどいろいろあるけども……。人生などすべてに同じことが言えると思うんです。最後まで諦めずに頑張る姿勢は、一番大事です。最後、ラインを割ってしまいましたけど、彼のように諦めない気持ちを今日のゲームでも出せるのは素晴らしいこと。簡単に諦めがちな世の中、最後まで諦めずにやる気持ちは何よりも大事かなと思います」
最後は、サイン会と写真撮影会が行なわれました。色褪せたヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)のタオルにサインを貰った1組の親子がいました。お父さんは37歳とのこと。男性に話を聞きました。

―― :このヴェルディのタオルはいつ買ったんですか?
男性:1993年、Jリーグ当初、兄貴に買ってもらったんです。ずっと大切に保管していました。
―― :今日が楽しみでしたか?
男性:はい! 僕は昨日から興奮していました! 息子より僕の方が楽しみだったかもしれません(笑)。 僕は大阪生まれなのでガンバ大阪が好き。しかし、(ガンバのホームの)万博にヴェルディが来たときには、スター選手のカズさんを目当てに現地観戦に行っていました。
キッズだけでなく保護者も興奮する中、トレーニングイベントは終わりました。
最後に、明治安田・永島英器社長の総括を。
「明治安田とJリーグの絆も12年目。Jリーグ100年構想に、とても心を打たれて絆を紡がせていただいております。明治安田Jリーグというタイトルパートナーになるだけでなく、Jリーグの60チームと、それぞれ地元で契約をさせていただいています。地域活性化を一緒にやっていく仲間です。こういったご縁をいただいたことを、本当にありがたいというふうに感謝しています。
また、夢を持つことの大切さ、挑戦し続けることの尊さなど、カズさんを通してたくさんの方に届けられていることを本当にありがたく思っております」
(文・写真/大木雄貴)