ソフトバンク、正木の延長サヨナラ弾で日本一に王手 ~プロ野球日本シリーズ~
27日、プロ野球日本シリーズ第3戦が福岡・PayPayドームで行なわれ、パ・リーグ王者の福岡ソフトバンクがセ・リーグ3位の横浜DeNAに延長10回の末、2対1でサヨナラ勝ちした。これで通算成績はソフトバンクが3勝。2年連続13度目の日本一に王手をかけた。
シリーズ新5併殺奪うも逆転負け(ソフトバンク3勝 PayPayドーム)
横浜DeNA
1=000|010|000|0
2=000|000|001|1x(延長10回)
福岡ソフトバンク
勝利投手 杉山(1勝2S)
敗戦投手 ルイーズ(1敗)
本塁打 (ソ)正木2号ソロ
横浜で2試合計21イニング戦い抜いた両軍が、1日空け、福岡で対戦した。DeNA東克樹とソフトバンク松本晴による今季12勝を挙げた両左腕の投げ合いで幕を明けた。
特に東は7回まで毎回走者を許し、苦しいピッチング。それでも要所を締め、5つの併殺を完成させた。日本シリーズにおける1試合5併殺は、新記録である。
均衡が破られたのが5回表だ。元ソフトバンクの三森大貴が2死から二盗を決める。初戦で2盗塁をマークした足で揺さぶる。得点圏のチャンスをつくると、元西武の古市尊がタイムリーヒット。パ・リーグを経験した2人の活躍でDeNAが先制に成功した。
その後も両軍はゼロ行進。DeNAは8回を吉野光樹、岩田将貴の2人でしのぐと、9回のマウンドにレイノルズを送った。レイノルズは先頭にツーベースを打つ苦しい立ち上がり。柳田悠岐をレフトフライに打ち取ると、第2戦で同点弾を浴びた山川穂高と対峙した。ここを157kmの真っすぐで空振り三振に仕留めた。
しかし、ソフトバンク打線は息つく暇を与えない。牧原大成がカウント1-3からの5球目をライトに弾き返した。前進守備のライト神里和毅のバックホームに対し、代走イヒネ・イツアがヘッドスライディングでタッチをかいくぐり生還。土壇場でソフトバンクが追いついた。
初戦から3試合連続の延長戦は日本シリーズ初。ソフトバンクはクローザー杉山一樹がマウンドに上がった。杉山は先頭打者にデッドボールを与えたものの、古市と成瀬脩人を連続三振。度会隆輝をセカンドゴロに打ち取って、ゼロに抑えた。
その裏、試合は決着が付いた。DeNA5番手のホセ・ルイーズから1死走者なしで、1番・正木智也がバッターボックスに入る。正木は2ボールナッシングからの3球目、152kmのツーシームを振り抜くと、打球はレフトスタンド前方に設けられたテラス席に飛び込んだ。サヨナラホームランで3連勝。第4戦は27日、同じくPayPayドームで行なわれる。
(文/杉浦泰介)