30日、日本サッカー協会(JFA)は北京オリンピックに向け7月7日から千葉で行われる合宿に参加するU-23日本代表候補メンバー20名を発表した。
 注目の集まっているオーバーエイジ(OA)枠では、遠藤保仁(G大阪)が合宿に参加する。他の2枠については今回の合宿で招集はなく、大久保嘉人(神戸)のチームへの合流は見送られた。
 発表された候補選手は6月12日のカメルーン戦のメンバーが20名中15名を占め、フル代表に参加していたDFの安田理大(G大阪)、内田篤人(鹿島)がU-23代表に復帰を果たした。一方、アジア最終予選で全試合先発出場の水野晃樹(セルティック)、5月のトゥーロン国際大会で初招集されていたエスクデロ・セルヒオ(浦和レッズ)は今回の招集メンバーから外れた。

 反町康治U−23代表監督は「今回のメンバーは、公式戦やケガ人を考慮し、現段階での北京オリンピックを見据えたベストメンバーを招集した」とコメント。オリンピックに出場するチームはこの20名を中心に構成されることになる。しかし、五輪の最終登録人数は18名だ。合宿では代表内での熾烈なサバイバルが展開されるだろう。

 U-23日本代表は強化合宿終了後の14日に最終登録メンバーを発表する。その後、7月24日には神戸でU-23オーストラリア代表と、29日には東京でU-23アルゼンチン代表との壮行試合が予定されている。オリンピックでは開会式前の8月7日に天津で、1次リーグB組アメリカとの初戦に臨む。

<U-23日本代表候補メンバー20人>

GK
山本海人(清水エスパルス)
西川周作(大分トリニータ)
DF
水本裕貴(ガンバ大阪)
細貝萌(浦和レッズ)
青山直晃(清水エスパルス)
安田理大(ガンバ大阪)
内田篤人(鹿島アントラーズ)
吉田麻也(名古屋グランパス)
MF
遠藤保仁(ガンバ大阪)
本田拓也(清水エスパルス)
谷口博之(川崎フロンターレ)
梶山陽平(FC東京)
本田圭佑(VVVフェンロ)
梅崎司(浦和レッズ)
FW
豊田順平(モンテディオ山形)
李忠成(柏レイソル)
岡崎慎司(清水エスパルス)
興梠慎三(鹿島アントラーズ)
森本貴幸(カターニャ)