5日、「DREAM.5」(7月21日、大阪城ホール)の会見が行われ、秋山成勲(フリー)の参戦が発表された(対戦相手は未定)。秋山は出場を予定していた「DREAM.2 ミドル級グランプリ」を鼻骨骨折を理由に欠場したため、今大会が「DREAM」初参戦となる。
(写真:リング復帰が決定し喜びの表情を見せる秋山)
 ノーコンテストとなった2007年大晦日の三崎和雄(GRABAKA)戦で鼻骨骨折という重傷を負い、以来、半年以上リングを離れていた秋山は「うれしい気持ちと、試合間隔が空いたことへの不安が入り混じった状態です。試合に出ることを報告できることが第一の喜びだと思っています」と試合が決定しての心境を語った。
 続けて、秋山は残り半年となった2008年の目標について「怪我なく、たくさん試合したい」と「DREAM.5」以降の参戦にも意欲をみせた。笹原圭一イベントプロデューサーは、「全部出てもらいたい(DREAM.5、6(詳細未定)、大晦日大会)」と語り、さらに6月15日に2回戦、秋には決勝大会が開催されるミドル級グランプリの王者と秋山が対戦するという構想も明かした。

 2006年の桜庭和志(Laughter7 ※2006年当時はフリー)戦での“ヌルヌル事件”による無期限出場停止処分をきっかけに、秋山に対するファンのイメージは失墜したままだ。しかし、笹原EPは「(DREAMの)最後の1ピース」と期待を寄せる。
 秋山は、度重なるノーコンテストによるファンの失望、自身のフラストレーションを晴らすような勝利をあげられるか。大晦日決戦への足がかりをつかむためにも、地元・大阪での“反骨の柔道王”の復活が期待される。

 「DREAM.5」の開催概要は以下のとおり。

「DREAM.5 ライト級グランプリ 2008 決勝戦」
2008年7月21日、大阪城ホール

【参戦決定選手】
秋山成勲(フリー)

【既報対戦カード】
〔ワンマッチ〕
山本“KID”徳郁(KRAZY BEE)×ジョセフ・ベナビデス

〔ライト級グランプリ〕
宇野薫(和術慧舟會東京本部)
エディ・アルバレス(Fight Factory)
川尻達也(T-BLOOD)
青木真也(パラエストラ東京)×永田克彦(新日本プロレス)の勝者