BCリーグでは、5月度のリーグ月間MVP受賞選手を発表。投手部門ではの藤井了選手(新潟アルビレックスBC)が、野手部門では笠井達也選手(信濃グランセローズ)が選ばれた。
【投手部門】藤井了(新潟アルビレックスBC)初
       4試合(35回1/3) 2勝1敗 防御率0.76 16奪三振
<プロフィール>
1979年5月5日、和歌山県出身。田辺高校、法政大学を経て米国独立リーグ、オランダ独立リーグと海外のリーグを経験。法政大学の2年先輩である根鈴雄次(新潟プレーイングコーチ)に誘われ、BCリーグに参戦した。最速151キロのストレートのほか、スライダー、フォーク、チェンジアップ、シュートと変化球も多彩だ。チームでは最年長投手として投手陣の主将も務める。178センチ、85キロ、左投左打。

 昨季は、25試合に登板して8勝11敗1S、防御率3.58。18勝のうち約半分の勝ち星を挙げた稼ぎ頭の半面、負けも最多と不甲斐ない成績に終わった。しかし、今季は見事に復活し、現在防御率、勝利数ともにリーグトップを誇る。

【野手部門】 笠井達也(信濃グランセローズ)初
        12試合39打数16安打 打率.410 本塁打0 打点2 盗塁4
<プロフィール>
1985年7月11日、長野県出身。今年3月に金沢星稜大を卒業。トライアウトに合格し、地元球団の信濃に入団した。開幕スタメン入りを果たし、現在は不動の1番バッター。数多くのチャンスをつくり、核弾頭としての役割を果たしている。175センチ、66キロ、右投右打。

 打率は.284ながら四球数はチーム最多の7を数える。さらに俊足の持ち主で、5月だけで4つの盗塁をマーク。通算6は現在リーグ3位だ。