北京五輪に出場する野球日本代表の最終候補メンバー39選手が20日、発表された。昨年12月のアジア予選代表選手のうち、肉離れで戦列離脱中の森野将彦(中日)や今シーズン不調の小林宏之(ロッテ)、長谷部康平(楽天)はメンバーから漏れた。一方、現在は2軍に落ちている上原浩治(巨人)、井端弘和(中日)は候補に残った。
(写真:星野ジャパンでは抑え役が予想される上原)
 リーグの内訳はセ・リーグが21人、パ・リーグが18人。球団別では阪神と中日の6名が最多で、次いで埼玉西武と千葉ロッテが5選手で続く。オリックスからは1人も選ばれなかった。6日に候補に追加された選手からは、G.G.佐藤(西武)、吉見一起(中日)が入った。

 1次候補には高卒ルーキーの中田翔(北海道日本ハム)、由規(東京ヤクルト)ら6名の新人選手が選ばれたものの、今回生き残ったのは久米勇紀(福岡ソフトバンク)の1投手のみ。田中将大(東北楽天)は唯一、10代で選出された選手となった。

 当初はこの日までに代表24選手を確定する予定だったが、候補選手に故障が相次いだこともあり、7月中旬まで代表の正式決定は延期される。最終的には、この中から投手11名、捕手3名、野手10名に絞り込まれる見込みだ。

 最終候補選手は以下の通り。

【投手】 16名
(セ・リーグ)
巨人=上原浩治
中日=川上憲伸、岩瀬仁紀、吉見一起
阪神=岩田稔、藤川球児、久保田智之
(パ・リーグ)
北海道日本ハム=ダルビッシュ有
千葉ロッテ=成瀬善久、渡辺俊介
福岡ソフトバンク=和田毅、久米勇紀、杉内俊哉
東北楽天=田中将大、岩隈久志
埼玉西武=涌井秀章

【捕手】 6名
(セ・リーグ)
巨人=阿部慎之助
阪神=矢野輝弘
横浜=相川亮二
広島=石原慶幸
(パ・リーグ)
千葉ロッテ=里崎智也
埼玉西武=細川亨

【内野手】 10名
(セ・リーグ)
巨人=小笠原道大
中日=荒木雅博、井端弘和
阪神=新井貴浩
横浜=村田修一
東京ヤクルト=宮本慎也
(パ・リーグ)
千葉ロッテ=西岡剛
福岡ソフトバンク=川宗則
埼玉西武=中島裕之、片岡易之

【外野手】 7名
(セ・リーグ)
巨人=高橋由伸
中日=和田一浩
阪神=赤星憲広
東京ヤクルト=青木宣親
(パ・リーグ)
北海道日本ハム=稲葉篤紀
千葉ロッテ=サブロー
埼玉西武=G.G.佐藤