25日、北京五輪代表最終選考会を兼ねたレスリング全日本選抜選手権(代々木第2体育館)が開催された。唯一代表が決まっていなかった男子のフリー60キロ級は、プレーオフで湯元健一(日体大助手)が高塚紀行(日大コーチ)を2−0で下し、自身初となる五輪の切符を手にした。
 今大会は、北京五輪最終予選(5月)を制して日本の出場枠を獲得した湯元が優勝すればそのまま代表に決定する予定だったが、初戦で敗退。優勝した高塚と代表権を賭けたプレーオフにもつれこんだ。
 この結果、日本が出場権を獲得した男女全10階級の選手が出揃った。
 北京五輪に出場するレスリング日本代表選手は以下のとおり。

【男子】
フリースタイル55kg級 :松永共広(綜合警備保障)
フリースタイル60kg級 :湯元健一(日体大助手)
フリースタイル66kg級 :池松和彦(K-POWERS)
フリースタイル74kg級 :出場権なし
フリースタイル84kg級 :出場権なし
フリースタイル96kg級 :出場権なし
フリースタイル120kg級 :出場権なし
グレコローマンスタイル55kg級: 出場権なし
グレコローマンスタイル60kg級 :笹本睦(総合警備保障)
グレコローマンスタイル66kg級 :出場権なし
グレコローマンスタイル74kg級 :出場権なし
グレコローマンスタイル84kg級 :松本慎吾(一宮運輸)
グレコローマンスタイル96kg級 :加藤賢三(自衛隊)
グレコローマンスタイル120kg級 :出場権なし

【女子】
フリースタイル48kg級 :伊調千春(綜合警備保障)
フリースタイル55kg級 :吉田沙保里(綜合警備保障)
フリースタイル63kg級 :伊調馨(綜合警備保障)
フリースタイル72kg級 :浜口京子(ジャパンビバレッジ)