「K-1 WORLD MAX 2008 FINAL8」(7月7日、日本武道館)と「DREAM.5 ライト級GP 決勝大会」(7月21日、大阪城ホール)の合同プロモーションイベント、「AKASAKA FIGHT FESTIVAL」が3日、東京・赤坂サカスで行なわれた。イベントには宇野薫(和術慧舟會 東京本部)ら4選手が参加し、シャドーボクシングやスパーリングを披露して詰めかけた観客を沸かせた。
(写真:イベントに登場した(左から)高阪と宇野)
 宇野は公開インタビュー後、ミット打ちやスパーリングで軽快な動きをみせた。同門の光岡映二(和術慧舟會 RJW)とのスパー終了後、急遽、解説者として参加していた高阪剛氏とも一戦交えると、会場はこの日一番の盛り上がりをみせる。結果は腕ひしぎ十字固めで宇野が勝利。“世界のTK”から一本を奪った宇野は、決勝大会の青木真也(パラエストラ東京)戦に向けて、「熱い試合をして、ファンに気持ちの伝わる試合がしたい」と意気込みを語った。
 高阪氏は、宇野の凹凸の少ない身体を生かしたバックマウントスリーパーからの回避技、“宇野MOVE”を例に出し、「攻められているのに、攻め返している」とそのテクニックを称賛。また、宇野対青木戦について「ライト級の未来を担う試合」と期待を込めた。

「DREAM.4」に出場した所英男(チームゼスト)は、所属するチームゼストのメンバーを引き連れ、タッグマッチ形式のスパーリングでファンを楽しませた。司会者から山本“KID”徳郁について聞かれると、「大晦日か来年早々に戦いたい」と対戦に意欲をみせた。フェザー級の盛り上がりのためにも、所の活躍が待ち望まれる。

 K-1からは佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー)と城戸康裕(谷山ジム)が登場。佐藤はスパーリング、城戸はミット打ちで迫力ある打撃音を響かせた。この2人の日本人ファイターは、魔裟斗(SILVER WOLF)をはじめとしたベスト8に名を連ねる強豪選手を脅かす存在となるか。4日後に迫った「WORLD MAX 2008」のリングに注目だ。