日本選手団主将の鈴木、「気合で挑む」 〜北京五輪日本選手団結団式〜

結団式の決意表明では、日本選手団の主将を務める柔道男子100キロ級代表の鈴木桂治(平成管財)が、「オリンピック北京大会に日本選手団として参加することを誇りに思い、栄光を勝ち取る決意を持ち、各国選手と友好を深め、世界平和に貢献することを誓います」と力強く宣言した。
日本選手団は、北京五輪で実施される28競技のうち26競技に出場。2004年アテネ五輪を上回り史上最多となる576人(選手339人、役員237人)が派遣されることとなった。
(写真:左から日本選手団の福田富昭団長、旗手を務める福原、主将の鈴木)

旗手を務める福原は、結団式と壮行会の後に行われた記者会見に臨み、「結団式で1つ目のお仕事を終えて、ホッとしています。8日の開会式でも旗手という大役を務めて、13日からはじまる競技でも、自分の力をすべて出して、笑顔で日本に帰ってきたい」と語り、「旗も重かったですし、旗を持ってみてあらためて旗手としての重さも感じました」と感想を語った。
主将を務める鈴木は「今回、結団式で、主将として初めて仕事をやらせていただいた。自分の立場は人の上に立つのではなく、競技を通して、日本チームの勢いをつけたいと思っている。柔道で結果を出して、日本チームの流れにつながればいいなと思う。柔道から始まるので、しっかりと柔道のチームの中で気持ちをあげて戦いに臨んで、次の競技につなげていきたい」と意気込み、「キャプテンとしてもそうですが、一選手として強い気持ちを持っていきたい。僕の好きな言葉の一つでもある『気合』を前面に出して、何が何でも勝つ、気持ちで戦っていきたい。もちろん良い結果、金メダルしか考えていません」と力強く宣言した。

「(競技は大会初日の8日)初日の競技なので緊張しています。調子は上向きなのでこのままの調子でいきたいですね」
■女子レスリング・吉田沙保里
「アテネで仲良くなったほかの競技の人たちとも話ができた。アテネ五輪に比べて、厳しい戦いになると思いますが、レベルの高い戦いができるよう必死で頑張りたい」

「皆さんの期待に応えられるよう、笑顔で帰ってきたい。結団式に(野球代表の)選手たちも参加させてあげたかった。(北京五輪でのタイブレーク方式の導入について)ルールとなれば仕方がない。作戦を考えないといけない。詳しくは聞いていないが、主張するところは主張するという姿勢でいきたい。そうでないと日本人がなめられてもいけない」