9日に行われた競泳男子100メートル平泳ぎ予選で、アテネ五輪競泳男子平泳ぎ2冠の北島康介(日本コカ・コーラ)は59秒52の好タイムで8組1位となり、10日の午前に行われる準決勝進出を決めた。
 同種目で59秒13の世界記録を持つブレンダン・ハンセン(米国)は9組4位で1分00秒36、同じく9組で末永雄太(チームアリーナ)が1分0秒67で5位に入り、いずれも準決勝進出を決めた。
 男子400メートル自由形予選に出場した松田丈志(ミズノ)は積極的なレース運びで自らが持つ3分47秒28の日本記録を2秒以上更新する3分44秒99を出し、全体の10位で決勝には進めなかったが、メダル獲得を狙う男子200メートルバタフライへの弾みをつけた。

 女子100メートルバタフライ予選で、アテネ五輪200メートルバタフライ銅メダルの中西悠子(枚方SS)は58秒49で第5組7位、加藤ゆか(山梨学院大)は58秒94で台6組6位となり、いずれも準決勝進出はならなかった。
 
 史上最多の8冠を狙うマイケル・フェルプス(米国)は男子400メートル個人メドレー予選では4分7秒82の五輪新記録をマークし、決勝進出を決めた。

北島康介選手のコメント
「夜予選なので、身体はうごいてくれるかなと思ったので、まあまあですね。気持ちよく泳げたらいいなと。明日の準決勝からが勝負だと思っているので、これからあげられたらいいなと」

松田丈志選手のコメント
「前半のスピードを鍛えてきたので、それが出たと思います。(自己記録を)大幅に更新したいと思っていた。しっかり仕上げてきました。200メートルバタフライに向け良いレースができた」

中西悠子選手のコメント
「良い流れをつくれるようにと思ったが、タイムが遅かった。スピードはついていると思うので200は自信を持って臨みたい。緊張感も楽しめたのでよかった」