9日、女子バレーボール1次リーグ予選第1戦で米国と対戦した日本は、第2セットを奪うなど善戦したが、最後は米国の高さに翻弄され、初戦を白星で飾ることはできなかった。

米国 3−1 日本
(25−20、20−25、25−19、25−21)
 初戦ならではの緊張からか動きに精彩さを欠き、第1セットを落とした柳本ジャパン。だが、第2セットは序盤からサイド、センターともに本来の動きを取り戻し、4連続ポイントを奪うなど一時は6ポイント差をつける。逆に米国は焦りからか、ミスが目立ち始めた。それでも、米国は中盤、5連続ポイントを奪い、19−18と1ポイント差に迫る。だが、自らのサービスミスで流れを切ってしまった。最後は日本がMB荒木絵里香のブロード、サービスエース、さらには栗原が2本連続でスパイクを決め、日本が4連続ポイントでこのセットを奪った。

 第3セット、日本は得意の粘りで拾ってつなげるバレーを展開。長いラリーが続く場面も増え、中盤までは日本が主導権を握った。ところが19−19と並ばれると、そこから日本は1ポイントも奪うことができなかった。米国が怒涛の7連続ポイントを決め、セットカウント2−1とした。

 第4セットも日本が粘りと多彩な攻撃で一歩リードするも、21−21と並ばれると、再び米国の高い壁に翻弄される。荒木が連続でブロックにつかまると、WS木村沙織はブロックを意識しすぎるあまり、バックアタックがラインを割った。そして最後はエースの栗原が米国のブロックにつかまりゲームセット。柳本ジャパンは黒星スタートとなった。11日第2戦ではベネズエラと対戦する。